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五木寛之セレクションⅢ【異国ロマンス集】
発行:東京書籍
四六判
364ページ
定価
1,800円+税
- 初版年月日
- 2024年3月
- 書店発売日
- 2024年3月1日
- 登録日
- 2024年1月13日
- 最終更新日
- 2024年3月2日
紹介
五木寛之のテーマ別作品集、第3弾!
第3巻目は、【異国ロマンス集】として、ソ連の国境地帯カレリアの哀しみ、ソフィアの村に残されたロシアイコン(聖像画)など、戦争と革命、民族の哀愁を伝える歴史ロマン小説6篇を収録。
巻末には、四方田犬彦との対談解説を掲載。
【収録作品】
『霧のカレリア』(1967年)
かつてフィンランドとソ連の国境地帯であったカレリア。領土を奪われた民族の哀しみと誇り。
『ソフィアの秋』(1968年)
ブルガリアの首都ソフィアの村に残されたロシアイコン(聖像画)をめぐるロマンと幻想。
『夏の恐れ』(1967年)
ノルウェー娘のジュリーはムンクの〈叫び〉に死の戦慄を覚える。ドイツに抵抗した家族の悲哀。
『赤い広場の女』(1967年)
美貌のウクライナ娘は、なぜ未来を捨てたのか。ドイツの占領がもたらした6歳の少女の悲劇。
『白夜のオルフェ』(1966年)
米軍基地の黒人下士官の血を引く少年と、誇り高きスウェーデン娘との純愛がもたらした結末は?
『ローマ午前零時』(1969年)
五月革命の混乱の中、私はCM祭での入賞を狙っていた。しかし私には、メーデー事件の過去があった。
上記内容は本書刊行時のものです。