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富野由悠季論 藤津 亮太(本文) - 筑摩書房
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【利用不可】

富野由悠季論 (トミノヨシユキロン)

芸術
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発行:筑摩書房
四六判
496ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-480-81697-9   COPY
ISBN 13
9784480816979   COPY
ISBN 10h
4-480-81697-6   COPY
ISBN 10
4480816976   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2025年3月18日
書店発売日
登録日
2025年1月24日
最終更新日
2025年4月17日
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紹介

そういうことだったのか!
富野アニメを見ていた少年期の自分が膝を打ち、
富野アニメを書いていた脚本家の自分が納得する
富野監督解体新書でした。
――大河内一楼(脚本家)

『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』『Gのレコンギスタ』……。なぜその作品には強烈な個性が宿るのか。日本を代表するアニメーション監督の創作の謎を解き明かす!

***
「演出の技」と「戯作者」。この二つを入り口にし、その相互関係に迫ることで、アニメーション監督・富野由悠季の姿に迫ることができるのではないか。(「はじめに」より)
***

『鉄腕アトム』での経験/ストーリー主義をめぐるジレンマ/「アニメにもこれだけのものができるんだ」/方向性のコントロール/『機動戦士ガンダム』第1話の何がすごいのか/進行する状況の中へ/キャラクターを作るセリフ/アニメは「映画」でなくてはならない/『イデオン』で掴んだテーマ/自我と科学技術と世界/なぜ『逆襲のシャア』が代表作か/「根なし草」の限界と失敗/身体とお祭りと大地??

***
キャリア60年に及ぶ軌跡と全監督作品を徹底解説。映像と膨大な制作資料に基づいてその思想をすくいあげ、新たな富野由悠季像を浮かび上がらせる画期的評論、ついに刊行!
***

目次

はじめに 「アニメーション監督」としての富野由悠季を語りたい
第1章 富野由悠季概論――「アニメーション監督」とは何か
第2章 演出家・富野由悠季の誕生――出発点としての『鉄腕アトム』
COLUMN 富野監督作品全解説1 1968?1979
第3章 確立されていく語り口――『無敵超人ザンボット3』まで
第4章 一つの到達点――『機動戦士ガンダム』第1話
第5章 ニュータイプとは何か――戯作としての『機動戦士ガンダム』
COLUMN 富野監督作品全解説2 1980?1988
第6章 科学技術と人間と世界――『伝説巨神イデオン』で獲得したテーマ
第7章 変奏される主題――『聖戦士ダンバイン』から『機動戦士Zガンダム』へ
第8章 演出と戯作の融合――詳解『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
COLUMN 富野監督作品全解説3 1991?2022
第9章 運動と人間性――『機動戦士ガンダムF91』以降の演出術
第10章 失われる言葉と?ぎとめる身体――『海のトリトン』から『新訳Zガンダム』へ
第11章 大転換、大地へ――『Gのレコンギスタ』への道のり

おわりに

人名索引
主要監督作品メインスタッフリスト

著者プロフィール

藤津 亮太  (フジツ リョウタ)  (本文

藤津 亮太(ふじつ・りょうた):1968年生まれ。アニメ評論家。新聞記者、週刊誌編集を経て、2000年よりアニメ関連の原稿を本格的に書き始める。現在は雑誌、パンフレット、WEBなどで執筆を手掛け、ラジオ・TVにも出演。東京工芸大学芸術学部アニメーション学科で教鞭もとる。主な著書に『増補改訂版 「アニメ評論家」宣言』(ちくま文庫)、『アニメの輪郭』(青土社)、『アニメと戦争』(日本評論社)、『ぼくらがアニメを見る理由』(フィルムアート社)など。そのほか『アニメ音響の魔法』(企画・取材、BNN)、『ガンダムの現場から 富野由悠季発言集』(共編著、キネマ旬報社)にも関わる。

上記内容は本書刊行時のものです。