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絶望しかけた女子のための世界史 ティチュー・ルコック(著) -  大和書房
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【利用可否不明】

絶望しかけた女子のための世界史 (ゼツボウシカケタジョシノタメノノセカイシ)

歴史・地理
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発行: 大和書房
四六判
縦188mm 横130mm 厚さ21mm
重さ 310g
320ページ
定価 2,300 円+税   2,530 円(税込)
ISBN
978-4-479-39473-0   COPY
ISBN 13
9784479394730   COPY
ISBN 10h
4-479-39473-7   COPY
ISBN 10
4479394737   COPY
出版者記号
479   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年3月18日
書店発売日
登録日
2026年2月25日
最終更新日
2026年4月7日
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書評掲載情報

2026-06-27 毎日新聞  朝刊
評者: 田尻久子(書店主)
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紹介

歴史に存在していた無数の女性たちを最新研究で可視化。絶望の先にある希望をひらく新しい歴史本

目次

イントロダクション 女性たちは決して黙っていなかった

Ⅰ 先史時代

1 先史時代、女性は存在していたの?

先史時代の人=洞窟にいる大男/ 教科書はウソをついていた? / 先史時代の時間スケールはとてつもなく長い/ 「女性は狩りをしなかった」と信じている人へ/ 歴史はわかりやすくは語れない/ 「おばあさん」社会的有用説/母親は家にいるもの―それはたった200年前の幻想

2 ヴィーナス小像と女性の地位

洞窟壁画という最後の手がかり/ アボリジニの証言/ アートが示すもう一つの問い/ ヴィーナスは「ポルノ」だった? / 「お守り」だったのかもしれない/ 性器はいつから恥ずかしくなったのだろう/ なぜ「男性が上で、女性が下」となったのか/ 最新技術を使うのは男性で、単純な道具は女性? /「血の理論」から家父長制へ

3「仕事」が生まれ、女性差別がはじまる

弱肉強食ではない社会/ 平等社会の終わり? 「定住」がもたらした暗い影/ 墓が語る真実――富と身分、そして暴力のはじまり/ 女性が〝生命の中心〞ではなくなる/ 人類が「仕事」するようになった理由/ 剣の誕生、そして「戦争」の誕生/ 「最初にわかった文字の書き手は女性」という事実/ フェミニストたちのシンボル

Ⅱ  古 代

4 古代の女性戦士と女性市民

通過儀礼、熊になり裸でランニングする女の子/ 誰も知らない女狩人「アタランテの物語」/ こんなに強い女の子、大好き/DNAが暴いた女性戦士/女性の墓の四分の一は女性戦士のもの/ 馬中心の男女平等な生活/ 「進歩主義」を疑え! / 「女性は男性の失敗作」とされていく/ 「女性は気分や子宮に従う」という論理

Ⅲ  中 世

5 中世では、女王や女騎士が権力を行使していた

中世を支配した女、ブルンヒルド女王/ 「姉殺し」からすべては始まる/ 警察組織を制度化/ 影響力を持った女性たち/ 武装した女性は中世にもいた/ ジャンヌ・ダルクの立ち位置

6 女性たちは大聖堂を建設していた

妻を殴る権利/ 音楽家の一三パーセントは女性だった/ トップレベルの写本絵師から医師、スパイまで/ 中世版ひきこもり?  独居房での一生/ 九平方メートルの「祈り」/ 死ぬまでひとりの四六年間

7 大監禁

女は、大学へは行かせない/ 知識人がしかけた女性差別/ 生来激しい性欲の持ち主――中世が描いた女性像/ ルネサンスの陰――女性排除の始まり/ 女王はいらない――悪名高き?サリカ法の誕生/ 身分より性別!

8 「 魔女狩り 」から逃れる

ベストセラー『魔女に与える鉄槌』が女性差別を煽る/ 母も隣人も魔女? /「可愛い娘さん」の価値は若さ、美しさ/ 「女性にはルネサンスがありましたか?」/ 研究されていない彼女たち

9 女性作家、忘れられた名詞と職業

「男性名詞」を先に置け/ 言葉の戦場――男性化されたフランス語/ 「知性=男性」のために消された女性たち/ 『ブルータス』は誰の作品? / シェイクスピアに才能ある妹がいたら? / 「抹消」は、いまも続いている/ この男を殺したい―強姦魔の顔を描いた画家/ クオーター制の「真実」

Ⅳ  近現代

10 啓蒙時代の「 女学者 」たち

モリエール『女学者』で、女を笑うことを笑おう/ ルソーは言う「女性は男性に気に入られ、役に立ち、愛してもらう」もの/ 「性別二元論」の誕生/ 人は男か女、それ以外はモンスター/ 人種差別は、なにかと「便利」だった/本当にあったメス豚(被告人)の裁判/ 理想の女「聖母マリア」という幻想

11 消された女性革命家たち

「パンをよこせ! 」と言ったのは誰? / 彼女たちは「平等」を書き、貼り、叫んだ/ 革命は、女性を「市民」にしなかった/ 狂った女?  シャルロット・コルデー/ 「女は家にいるものだ」/ 夫は、不倫した妻と間男を殺してもいい

12 一九世紀は、ドレスと処女と「 女の人形 」

「新しい男らしさ」がもたらしたもの/ 着飾りだした女性たちの背景/ 従順で処女で信心深い「若い女性」/ 人形遊びは「母親ごっこ」/ 永遠の病人/男性の職業、女性の職業/ 「いなかったこと」にされた女性作家/ デパートの登場――管理された自由/ 外で働きながら、いい母親でいるべきだ?

13 一九世紀の男性階級への抵抗

笑いものにされ、消され、それでも闘った/ 「名もなき家事」に気づいてしまった/ 投票所へ――見える存在になろうとした/ 女子教育の拡大と限界/バカロレアを取得した初の女性/ ブルジョワとプロレタリアの垣根を越えた結びつき/ セクハラ工場長への告発/ 名もなき女性闘士たち/ 窓ガラスを割るという政治――右派女性の転向/ 「フェミニスト」という言葉が世に出たとき

14 銃声の中に? それとも台所に?
   ―― 女たちの二〇世紀のはじまり

バルテレミー事件――赤ん坊を殺した娘に拍手が送られた日/ 戦争は、女性を解放したのか? / 拒み続けた女性参政権/ 「よき妻、よき母」を国家がつくる/ 家事は科学?  「家庭術」がひらいた新しい道/ 五〇〇グラムのジャガイモの皮をむく時間は? / 華美な家具が憎まれはじめる/ コルセットを脱いだ理由

15 戦争は男だけのものではなかった
   ―― 第二次世界大戦

八〇万人の女性兵士が消された/ ナチスが分類―産む女か、産まない女か/ 母子が最初に殺された理由/ すごい女性、エミリエンヌについて/ 沈黙させられた多くのレイプ/ 丸坊主にされた女性たち/ 終わらない性暴力の物語と、人種差別/ 「どうしたら、あなたたちを許せるのか」

16 戦後、女性は市民になった――はずだった

条件つきの市民権/ 不幸な〝主婦〞たち―大卒女子を追った社会調査/ 人工中絶は権利ではなかった/ 三四三人のマニフェスト/ ボビニー裁判――レイプされた少女が裁かれるということ/ 人工中絶が合法化へ! / 彼女たちを忘れてはいけない

17 さて、女性差別は終わった?

「アルファ男性」という神話/ 「男は支配する側として生まれている」のウソ/ 「卵子と精子のストーリー」のウソ/ 男性の暴力性は「自然」ではない


結 章 忘れないために新しい歴史を知る

上記内容は本書刊行時のものです。