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出版者情報
組織の体質を現場から変える100の方法
- 初版年月日
- 2024年9月11日
- 書店発売日
- 2024年9月13日
- 登録日
- 2024年7月4日
- 最終更新日
- 2024年9月3日
紹介
「人はいいのに、組織としては残念……」
その原因は組織の「体質」にありました。
多くの人は、社員のやる気の低さや離職の原因が、「やりがい」「仕事内容」「給料」などにあると考えます。ですが、問題の本質はそこではありません。著者のこれまでの経験上、組織を辞めていく人たちの多くは「やりかたが時代遅れ」「価値観が古い」「旧態依然な思考」といった「体質」に不満を持っていたことがわかったのです。
今の若い世代は、ネットやSNSを通して知識や価値観をアップデートしています。デジタルツールを使いこなすのは当たり前だし、他者の尊重や多様性が大切なことや、変化や成長が必要なことも当然知っています。
一方で、組織はどうでしょうか。いまだに「紙」主体の情報共有、画一的な働き方しか認めない空気感、失敗回避前提のしごとの進め方……そんな文化がはびこっています。その「古さ」、要するに「ダサさ」が耐えられなくて、組織を辞めています。
「閉鎖主義」「管理主義」「横並び主義」といった体質が顕在化したのが、こういった「古い組織文化」です。つまり反対に、これらの古い組織文化を変えていくことができれば、やがて組織全体の体質も変わっていきます。
そこで本書では、そんな古い組織文化を変えるために現場からできる方法を100紹介します。
目次
・はじめに:組織の「体質」は現場から変えていける
・序章:文化度が高い組織の「10の体質」
・第1章「日常の会話」でできること
「さん」付けで相手を呼ぶ/社員を「この子」「うちの子」と呼ばない/職場で「ユーモア」のある会話をする/「モヤモヤしている」と言う/「モヤモヤ」をすぐに解決しようとしない など
・第2章「仕事の会話」でできること
「見えないコスト」を認識させる/電話の頻度を下げる/欠席連絡をチャットやメールで送る/コミュニケーション内容を書き残す/仕事を任せるときは「制約条件」を聞く/発言の「背景」を共有する など
・第3章「会議」でできること
会議が時間通りに始まる(終わる)ようにする/オンラインミーティングは1人1端末で参加する/会議前のプチ雑談で自己開示する/場や状況に応じて進行役を変える/「個人の顔」と組織を分ける など
・第4章「社内との関わり」でできること
情報を進んで開示・共有する/中途採用者をフォローするプランと役割をつくる/マネジメントの一部を任せてみる/マネジメントの仕事を取りにいく/社内のパワーバランス差をなくす など
・第5章「社外との関わり」でできること
社外の情報にも目を向ける/社外の人のSNS投稿にも反応を示す/外部研修を受けたいと主張する/読書会や輪読会を開く/外部の人と仕事する機会をつくる/退職者を「仲間」ととらえる など
・第6章「仕事のしかた」でできること
ラクすることを嫌う同調圧力をなくす/賞味期限が切れた仕事をやめる/記憶する努力を不要にする/自社の製品やサービスを使ってみる/自分たちで決める経験をする/30点で前に進める など
・第7章「働き方のスタイル」でできること
職場の温度を変えてみる/職場に音楽をかけてみる/サードプレイスで仕事してみる/ワーケーションを提案してみる/活動しやすいリズムを主張する/定時前に「早あがり」してみる など
・第8章「トラブル」のときにできること
弱音を明るく吐いてみる/職場で正しく「助け」を求める/「良いところ」を言語化する/「決めつけ」で非難するのをやめる/人を責めずに仕組みを疑う/失敗を振り返って学びを得る など
・第9章「組織やチーム」に提案したいこと
宴会の「幹事」を待ち回りにする /「お作法」へのこだわりを捨てる/名前の「並び順」にこだわるのをやめる など
上記内容は本書刊行時のものです。