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関西の隠れキリシタン発見 マルタン・ノゲラ・ラモス(編) - 人文書院
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関西の隠れキリシタン発見 (カンサイノカクレキリシタンハッケン) 茨木山間部の信仰と遺物を追って (イバラキサンカンブノシンコウトイブツヲオッテ)

哲学・宗教
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発行:人文書院
四六判
縦188mm 横132mm 厚さ19mm
重さ 320g
258ページ
並製
価格 2,600円+税
ISBN
978-4-409-52096-3   COPY
ISBN 13
9784409520963   COPY
ISBN 10h
4-409-52096-2   COPY
ISBN 10
4409520962   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C1021  
1:教養 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年3月11日
書店発売日
登録日
2024年11月5日
最終更新日
2025年3月12日
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紹介

フランス人宣教師の探索、村の女性が唱えたオラショ、知られざる関西の隠れキリシタンの実像を追う!

パリで発見された宣教師プレシの書簡。それは関西の隠れキリシタンの存在を伝える驚くべきものであった。幕末・近代期におけるキリスト教の再布教。宣教師たちの活動や「山のキリシタン」の子孫たちの生活とはどのようなものであったのか?九州だけではない関西茨木キリシタンの全体像を明らかにする。
*宣教師プレシの書簡を収録

本書では、茨木へのキリスト教の伝来から、禁教下の潜伏を経て、明治期の信徒発見、そして大正期の遺物発見へといたる大きな流れをつかむことができるよう、計四つの章を設定し、それぞれが対象とする時代・人物・遺物等について平易な文章で執筆することを旨とした。読者はこの一冊を読むことで、茨木キリシタンの全体像を、典拠となる文献等の情報とともに、バランスよく学ぶことができるだろう。
「はじめに」より

◎目次
口絵
はじめに

第一章 茨木へのキリスト教伝来---その由来と展開(平岡隆二)
一 本章の目的と先行研究の整理
二 高山飛騨守・右近父子とキリスト教 
三 「山間部のキリシタン」---その成立と展開 
四 巡回から禁教へ 
五 まとめにかえて---日本布教の近世と近代

第二章 パリ外国宣教会の「古キリシタン」探索---マラン・プレシ神父の千提寺村発見を中心に(マルタン・ノゲラ・ラモス)
一 古キリシタンの「復帰」を目指す布教
二 失敗に終わった古キリシタンとプレシの交流---解明の試み
三 古キリシタン中心の布教方針に対するプレシの異論
四 トラブルメーカーのプレシ
五 エピローグ---プレシの帰国と忘却

第三章 茨木キリシタン遺物からみる「発見」とその後(桑野梓)
一 所有家ごとにみるキリシタン遺物
二 キリシタン遺物発見後の動向---遺物の行方と修理の痕跡
三 もうひとりの遺物発見者、奥野慶治
四 再布教をこころみた宣教師、ジョゼフ・ビロー神父

第四章 大正期の文化・学術と茨木キリシタン遺物の発見(高木博志)
一 問題の所在
二 大正期京都のロマン主義
三 豊臣秀吉顕彰とキリシタン遺物の発見
四 キリシタン遺物の発見をめぐる人々
五 一九二〇年の千提寺キリシタン遺物の発見

付録 
マラン・プレシの五通の書簡 マルタン・ノゲラ・ラモス(解題・注)/坂口周輔(訳)
茨木キリシタン年表

目次

◎目次
口絵
はじめに

第一章 茨木へのキリスト教伝来---その由来と展開(平岡隆二)
一 本章の目的と先行研究の整理
二 高山飛騨守・右近父子とキリスト教 
三 「山間部のキリシタン」---その成立と展開 
四 巡回から禁教へ 
五 まとめにかえて---日本布教の近世と近代

第二章 パリ外国宣教会の「古キリシタン」探索---マラン・プレシ神父の千提寺村発見を中心に(マルタン・ノゲラ・ラモス)
一 古キリシタンの「復帰」を目指す布教
二 失敗に終わった古キリシタンとプレシの交流---解明の試み
三 古キリシタン中心の布教方針に対するプレシの異論
四 トラブルメーカーのプレシ
五 エピローグ---プレシの帰国と忘却

第三章 茨木キリシタン遺物からみる「発見」とその後(桑野梓)
一 所有家ごとにみるキリシタン遺物
二 キリシタン遺物発見後の動向---遺物の行方と修理の痕跡
三 もうひとりの遺物発見者、奥野慶治
四 再布教をこころみた宣教師、ジョゼフ・ビロー神父

第四章 大正期の文化・学術と茨木キリシタン遺物の発見(高木博志)
一 問題の所在
二 大正期京都のロマン主義
三 豊臣秀吉顕彰とキリシタン遺物の発見
四 キリシタン遺物の発見をめぐる人々
五 一九二〇年の千提寺キリシタン遺物の発見

付録 
マラン・プレシの五通の書簡 マルタン・ノゲラ・ラモス(解題・注)/坂口周輔(訳)
茨木キリシタン年表

前書きなど

本書では、茨木へのキリスト教の伝来から、禁教下の潜伏を経て、明治期の信徒発見、そして大正期の遺物発見へといたる大きな流れをつかむことができるよう、計四つの章を設定し、それぞれが対象とする時代・人物・遺物等について平易な文章で執筆することを旨とした。読者はこの一冊を読むことで、茨木キリシタンの全体像を、典拠となる文献等の情報とともに、バランスよく学ぶことができるだろう。(「はじめに」より)

著者プロフィール

マルタン・ノゲラ・ラモス  (マルタンノゲララモス)  (

【編者】マルタン・ノゲラ・ラモス
Martin Nogueira Ramos/フランス国立極東学院准教授。専門は日本キリスト教史(近世・近代)。パリ第七大学東洋学研究科東洋史学専攻博士後期課程修了。博士。フランス国立極東学院京都支部長、京都大学人文科学研究所客員准教授を経て現職。著書にLa foi des ancêtres. Chrétiens cachés et catholiques dans la société villageoise japonaise (XVIIe-XIXe siècles)(CNRS éditions, 2019)、論文に「長崎地方におけるカトリック信徒・非カトリック信徒関係の諸相―『日本習俗に関するロケーニュ師の手記』(1880年頃)」(大橋幸泰編『近世日本のキリシタンと異文化交流』勉誠社、2023年)など。

平岡 隆二  (ヒラオカ リュウジ)  (

【編者】平岡 隆二(ひらおか・りゅうじ)
京都大学人文科学研究所准教授。専門は科学史・知識交流史。九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程単位取得退学。博士(比較社会文化)。長崎歴史文化博物館研究員、熊本県立大学准教授などを経て現職。著書に『南蛮系宇宙論の原典的研究』(花書院、2013年)など、論文に「キリシタンと時計伝来」(大橋幸泰編『近世日本のキリシタンと異文化交流』勉誠社、2023年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。