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デミーンの自殺者たち エマニュエル・ドロア(著) - 人文書院
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デミーンの自殺者たち (デミーンノジサツシャタチ) 独ソ戦末期にドイツ北部の町で起きた悲劇 (ドクソセンマッキニドイツホクブノマチデオキタヒゲキ)
原書: LES SUICIDES DE DEMMIN

歴史・地理
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発行:人文書院
四六判
縦194mm 横135mm 厚さ18mm
重さ 310g
194ページ
上製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-409-51098-8   COPY
ISBN 13
9784409510988   COPY
ISBN 10h
4-409-51098-3   COPY
ISBN 10
4409510983   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C3022  
3:専門 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年5月10日
書店発売日
登録日
2022年12月5日
最終更新日
2023年5月10日
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書評掲載情報

2023-12-23 朝日新聞  朝刊
評者: 藤野裕子(早稲田大学教授)
2023-07-15 朝日新聞  朝刊
評者: 藤野裕子(早稲田大学教授・日本近現代史)
2023-06-10 毎日新聞  朝刊
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紹介

独ソ戦末期、ソ連兵の暴力をおそれ集団自殺を遂げたドイツの町があった。虐殺、強姦、放火、なぜ戦時暴力は起こりそのような悲劇が起こったのか。そしてその記憶は戦後ソ連の支配下にあった東ドイツでどのように封印されあるいは蘇ったのか。語られなかった戦争の悲劇を丹念に追う。

○目次
日本語版刊行に寄せて
前書き 「暴力の謎」に立ち向かう
序章   悲劇が流れ込んだデミーン
第1章  暴力の経験から語りの形成まで
第2章  戦争をどう終わらせるのか ?
     勝利か死か(アウトヴィンチェレ・アウトモリ)
     ナチズムのニヒリスト的性質
     動員できた最後の兵力
第3章 ソ連からの仕返しを逃れる?
     東部での戦争:征服と破壊
     ソ連兵による復讐は当然か
     ネマースドルフの虐殺という前例
     生き延びた末の旅路
第4章 秩序も出口もない空間
     町に避難民が溢れるとき
     住民と避難民の困難な共存
     選択の時
     最後の車列で出発するか、それとも置き去りとなるか
第5章 制御不能に陥り荒れ狂う暴力
     赤軍に包囲され、外界から孤立した町
     純然たる暴力に傾く決定的瞬間
     再出発へ
第6章 苦悩の記憶の再生とその政治利用
終章  第二次世界大戦史の中のデミーン  

謝辞
解説(川喜田敦子)
訳者あとがき
史料と参考文献
人名索引
事項索引

目次

○目次
日本語版刊行に寄せて
前書き 「暴力の謎」に立ち向かう
序章  悲劇が流れ込んだデミーン
第1章  暴力の経験から語りの形成まで
第2章  戦争をどう終わらせるのか ?
     勝利か死か(アウトヴィンチェレ・アウトモリ)
     ナチズムのニヒリスト的性質
     動員できた最後の兵力
第3章 ソ連からの仕返しを逃れる?
     東部での戦争:征服と破壊
     ソ連兵による復讐は当然か
     ネマースドルフの虐殺という前例
     生き延びた末の旅路
第4章 秩序も出口もない空間
     町に避難民が溢れるとき
     住民と避難民の困難な共存
     選択の時
     最後の車列で出発するか、それとも置き去りとなるか
第5章 制御不能に陥り荒れ狂う暴力
     赤軍に包囲され、外界から孤立した町
     純然たる暴力に傾く決定的瞬間
     再出発へ
第6章  苦悩の記憶の再生とその政治利用
終章 第二次世界大戦史の中のデミーン  

謝辞
解説(川喜田敦子)
訳者あとがき
史料と参考文献
人名索引
事項索引

著者プロフィール

エマニュエル・ドロア  (エマニュエル ドロア)  (

【著者】エマニュエル・ドロア
Emmanuel Droit/1978 年生まれ。パリ第1 大学博士課程終了、大学教授資格Habilitation 取得。レンヌ第2大学准教授、マルク・ブロックセンター(ベルリン)副所長を経て現在、ストラスブール政治学院教授。専門は東ドイツ史、20 世紀の共産主義。著書にLa STASI à l’école, surveiller pour éduquer en RDA (1950-1989): La STASI et lavjeunesse en RDA, Nouveau Monde Editions, 2009, Les Polices politiques du bloc de l’Est, Gallimard, 2019. などがある。

剣持 久木  (ケンモチ ヒサキ)  (

【訳者】剣持 久木(けんもち・ひさき)
1961 年生まれ。上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。パリ第10 大学DEA 課程修了。現在、静岡県立大学国際関係学部教授。専門はフランス現代史、歴史認識。編著に『越境する歴史認識―ヨーロッパにおける「公共史」の試み』(岩波書店、2018)、訳書にアンリ・ルソー『過去と向き合う――現代の記憶についての試論』(共訳、吉田書店、2020)などがある。

藤森 晶子  (フジモリ アキコ)  (

【訳者】藤森 晶子(ふじもり・あきこ)
1979 年生まれ。東京外国語大学外国語学部欧米第二課程(フランス語専攻)卒業。ストラスブール第3 大学大学院への留学を経て、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。著書に『丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅』(岩波書店、2016)。

川喜田 敦子  (カワキタ アツコ)  (解説

【解説】川喜田 敦子(かわきた・あつこ)
1974 年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は20 世紀ヨーロッパの人の移動、 第二次世界大戦後のドイツの戦後処理、 戦争と暴力の記憶。著書に『東欧からのドイツ人の「追放」――20 世紀の住民移動の歴史のなかで』(白水社、2019)、訳書にイアン・カーショー『ヒトラー(上)――1889-1936 傲慢』(共訳、白水社、2015)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。