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ヴァレリーとのひと夏 レジス・ドゥブレ(著) - 人文書院
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ヴァレリーとのひと夏 (ヴァレリートノヒトナツ)
原書: Un été avec Paul Valéry

文芸
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発行:人文書院
四六判
縦188mm 横132mm 厚さ14mm
重さ 230g
176ページ
並製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-409-14070-3   COPY
ISBN 13
9784409140703   COPY
ISBN 10h
4-409-14070-1   COPY
ISBN 10
4409140701   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C1098  
1:教養 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年11月28日
書店発売日
登録日
2024年5月8日
最終更新日
2024年11月28日
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紹介

レジス・ドゥブレが読み解く象徴派詩人の〈知性〉

かつてヨーロッパの知性を代表する詩人・思想家として崇められたポール・ヴァレリー。
メディオロジーの提唱者である思想家ドゥブレが、IT時代の現代に生き生きと蘇らせる!

本書はそうしたヴァレリーの新世紀における再読の気運をうながすこの上ない入門書であろう。同時にメディオロジーが「既存の学問分野、すなわち哲学や社会学や技術史などでは覆い尽くせない、巨大な知の新天地である」(西垣通)とすれば、思想家ドゥブレを探求する読者にとっても、本書は必読の書物ではなかろうか。(「訳者あとがき」より)

Régis Debray: ”UN ÉTÉ AVEC PAUL VALÉ RY” Équateurs-Humensis,/France Inter,2019.

◎目次
1  救いの手を差しのべる詩人たち
2  世に埋もれた偉人
3   波打ち際で
4  真昼の太陽
5  文筆家トリオ
6 〈忘れられた〉ルイス
7  マラルメ商会
8  小役人のオルフェ
9  運命的な夜
10  デッサンとカンカータ
11  博物館の問題
12  執着しない知識人
13  ホモ・デュプレクス
14  テスト氏の誤算
15  金欠の脅威
16  偉大なるカトリーヌ
17  未来学
18  物の味方
19  善人か、悪人か?
20  極めつきの不平家
21  完璧なヨーロッパ人
22  精神の政策?
23  バラの香水瓶
24  アメリカという郊外
25 劇場型社会のために
26 エロス・エネルギュメーヌ
27 共和国大統領?
28 死ぬ前の最後の言葉
29 生花と花輪
30 煉獄
31 波瀾
32 復活

目次

1  救いの手を差しのべる詩人たち
2  世に埋もれた偉人
3   波打ち際で
4  真昼の太陽
5  文筆家トリオ
6 〈忘れられた〉ルイス
7  マラルメ商会
8  小役人のオルフェ
9  運命的な夜
10  デッサンとカンカータ
11  博物館の問題
12  執着しない知識人
13  ホモ・デュプレクス
14  テスト氏の誤算
15  金欠の脅威
16  偉大なるカトリーヌ
17  未来学
18  物の味方
19  善人か、悪人か?
20  極めつきの不平家
21  完璧なヨーロッパ人
22  精神の政策?
23  バラの香水瓶
24  アメリカという郊外
25 劇場型社会のために
26 エロス・エネルギュメーヌ
27 共和国大統領?
28 死ぬ前の最後の言葉
29 生花と花輪
30 煉獄
31 波瀾
32 復活

付録
訳者あとがき
参考文献

著者プロフィール

レジス・ドゥブレ  (レジス ドゥブレ)  (

【著者】レジス・ドゥブレ
Régis Debray/1940年生まれ。1960年にパリの高等師範学校(エコール・ノルマル)に入学し、65年に哲学のアグレガシオンを取得した。その後革命を成功させたキューバにおもむき、チェ・ゲバラのあとを追ってボリビアに潜伏し、政府軍の捕虜となった。三十年の禁固刑を言い渡されたが、サルトルが国際世論に訴えた釈放運動(マルローやド・ゴールも名を連ねている)の結果、三年八ヵ月の服役で自由の身となった。この間、『革命の中の革命』(1967)、『チェのゲリラ戦』(邦訳題『ゲバラ最後の闘い』、1974)などの著作を発表した。それらの著作は日本語を含む各国語に翻訳され、世界的に大きなインパクトを与えた。1981年に左翼連合の大統領ミッテランが政権に就くと外交顧問として政治の表舞台に立った。その時代に『書記(スクリーブ):政治家の誕生』(1980)、『政治理性批判』(1981)などを出版した。ミッテラン政権は1995年まで継続するが、ドゥブレは第一期の終わりに政権を離れ、〈メディオロジー〉というコンセプトを発信する。メディオロジーとは何か。詳細は『メディオロジー宣言』(1994、西垣通監修・嶋崎正樹訳『レジス・ドゥブレ選集』第一巻、NTT出版)にゆずるが、そのころから、ポール・ヴァレリーに関する言及が目立つようになる。本書はドゥブレのヴァレリー観を明解かつ独創的に展開したものである。ドゥブレの著作・論文は以上の活躍からうかがわれるように夥しい数にのぼって今日にいたる。

恒川 邦夫  (ツネカワ クニオ)  (

【訳者】恒川 邦夫(つねかわ・くにお)
1943 年東京生まれ。東京大学文学部博士課程中退、パリ第三大学文学博士。一橋大学名誉教授。専攻はフランス文学(ポール・ヴァレリー研究)、黒人アフリカ文学、カリブ海文学。著書に『ポール・ヴァレリー「アガート」訳・注解・論考』(筑摩書房、1995、恒川編、共著)『フランケチエンヌ――クレオールの挑戦』(現代企画室、1999)、『《クレオール》な詩人たち』(二巻本、思潮社、2012、2018)、『サン= ジョン・ペルスと中国―〈アジアからの手紙〉と『遠征』』(法政大学出版局、2020)。訳書にポール・ヴァレリー『純粋およびアナーキー原理』(筑摩書房、1986 )、J・ロビンソン『科学者たちのポール・ヴァレリー』(紀伊國屋書店、1996、共訳、日本翻訳出版文化賞)、J・ベルナベ、P・シャモワゾー、R・コンフィアン『クレオール礼賛』(平凡社、1997)、E・グリッサン『全―世界論』(みすず書房、2000)、E・グリッサン『レザルド川』(現代企画室、2003)、『精神の危機 他十五篇』(岩波文庫、2010)、『ヴァレリー集成』全六巻(筑摩書房、監修・共訳、2011 -2012)、M・ジャルティ『評伝 ポール・ヴァレリー』(水声社、三巻本、2023、監訳、日本翻訳出版文化賞)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。