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敗北後の思想 植村 邦彦(著) - 人文書院
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敗北後の思想 (ハイボクゴノシソウ) ブロッホ、グラムシ、ライヒ (ブロッホグラムシライヒ)

哲学・宗教
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発行:人文書院
四六判
縦188mm 横132mm 厚さ19mm
重さ 350g
214ページ
並製
定価 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-409-04128-4   COPY
ISBN 13
9784409041284   COPY
ISBN 10h
4-409-04128-2   COPY
ISBN 10
4409041282   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C3010  
3:専門 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年8月9日
書店発売日
登録日
2024年4月9日
最終更新日
2024年9月3日
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紹介

よりよい社会を目指しながら敗北した人びとは希望をみたのだろうか

社会の問題と格闘した、マルクス主義の思想家、ブロッホ、グラムシ、ライヒを振り返りつつ、エリボンやグレーバーを手がかりとして新しい時代を考える。
書下ろし。

20世紀のマルクス主義者たちの「敗北後の思想」がどのようなものものだったのかを見直すことは、マルクス主義という思想の問題点を考えることだけでなく、私たち自身が現代の私たちの状況を考える上で、そしてこの「暗い時代」から「より明るい未来」への出口を考える上で、新たな手掛かりを探ることにつながるはずだ。(「はじめに」より)


◎目次

はじめに――暗い時代の希望  

第一章 ナチズムと千年王国――エルンスト・ブロッホ

1 ドイツ革命の敗北とドイツ農民戦争
2 「千年王国」の夢とマルクス主義
3 『ユートピアの精神』
4 『この時代の遺産』
5 ナチズム支配の分析
6 『希望の原理』とその後

第二章 ファシズムとヘゲモニー――アントニオ・グラムシ

1 『資本論』に反する革命
2 工場評議会と「赤い二年」
3 ファシズム分析と「南部問題」
4 獄中の思想――ヘゲモニー
5 受動的革命と「現代の君主」
6 最後の思考――イデオロギー  

第三章 ファシズムの大衆心理――ヴィルヘルム・ライヒ

1 マルクスとフロイトの総合
2 『ファシズムの大衆心理』
3 『階級意識とは何か』
4 アメリカのライヒ  

第四章 労働者階級とは何だったのか

1 労働者階級とプロレタリアート
2 労働者階級の形成――エドワード・P・トムスン
3 労働者階級の変質――ディディエ・エリボン
4 新しい労働者階級――デヴィッド・グレーバー

終章 敗北後としての現在

1 政治的主体の形成
2 「新しい君主」
3 民衆の声を聞く/民衆が声を上げる

あとがき  
参照文献

目次

はじめに――暗い時代の希望  

第一章 ナチズムと千年王国――エルンスト・ブロッホ
1 ドイツ革命の敗北とドイツ農民戦争  
2 「千年王国」の夢とマルクス主義 
3 『ユートピアの精神』 
4 『この時代の遺産』
5 ナチズム支配の分析  
6 『希望の原理』とその後  

第二章 ファシズムとヘゲモニー――アントニオ・グラムシ

1 『資本論』に反する革命  
2 工場評議会と「赤い二年」
3 ファシズム分析と「南部問題」  
4 獄中の思想――ヘゲモニー  
5 受動的革命と「現代の君主」
6 最後の思考――イデオロギー  

第三章 ファシズムの大衆心理――ヴィルヘルム・ライヒ

1 マルクスとフロイトの総合  
2 『ファシズムの大衆心理』
3 『階級意識とは何か』 
4 アメリカのライヒ  

第四章 労働者階級とは何だったのか

1 労働者階級とプロレタリアート  
2 労働者階級の形成――エドワード・P・トムスン
3 労働者階級の変質――ディディエ・エリボン  
4 新しい労働者階級――デヴィッド・グレーバー  

終章 敗北後としての現在

1 政治的主体の形成  
2 「新しい君主」 
3 民衆の声を聞く/民衆が声を上げる  

あとがき  
参照文献

著者プロフィール

植村 邦彦  (ウエムラ クニヒコ)  (

【著者】植村 邦彦(うえむら・くにひこ)
1952 年愛知県生まれ。一橋大学大学院博士課程修了( 社会学博士)。関西大学名誉教授。
専門は社会思想史。主な著作に『マルクスを読む』(2001,青土社)、『「近代」を支える思想 市民社会・世界史・ナショナリズム』(ナカニシヤ出版、2001)、『マルクスのアクチュアリティ マルクスを再読する意味』(新泉社、2006)、『市民社会とは何か』(平凡社、2010)、『ローザの子供たち、あるいは資本主義の不可能性 世界システムの思想史』(平凡社、2016)、『隠された奴隷制』(集英社新書、2019)、『カール・マルクス 未来のプロジェクトを読む』(新泉社、2022)など。

上記内容は本書刊行時のものです。