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家族は知らない真夜中の老人ホーム--やりきれなさの現場から 川島 徹(著) - 祥伝社
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家族は知らない真夜中の老人ホーム--やりきれなさの現場から (カゾクハシラナイマヨナカノロウジンホーム ヤリキレナサノゲンバカラ)

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発行:祥伝社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ14mm
重さ 240g
226ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-396-61834-6   COPY
ISBN 13
9784396618346   COPY
ISBN 10h
4-396-61834-4   COPY
ISBN 10
4396618344   COPY
出版者記号
396   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年4月10日
書店発売日
登録日
2025年3月14日
最終更新日
2025年4月1日
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紹介

10年間働いてきた介護の現場をそのまま書いた記録――

明日は我が身か、我が親か?

刑務所帰りの女性もいた。「死にたい」とつぶやく女性も、
元歯科医も、元社長もいた。イレズミ男の上村さんは言った。
「ここは刑務所よりひどい」


老人ホーム、そこは人生最後の物語の場である。
この本でわたしは夜勤者として見た介護の現場を書いた。
みんなが寝静まった真夜中にどんな物語があっただろうか。

●「まえがき」より
仮眠をしている耳にゴトゴトと音がした。
イラッとする。
Aさんのトイレである。
これで20回目のトイレ。夜明けまでにはあと10回は行かれる。
しかもおちんちんをちょろっと出しておられるので歩きながら廊下を濡らされる。
ときには洗面台の流しに放尿される。
夜勤者はたまったものではない。
ひと晩に30回仮眠から起こされ、30回廊下の拭き掃除をさせられるのである。
注意すると杖を振り回され殴られかねない。
認知症のお年寄りの介護の現場である。

● 目次
まえがき
第1章 元歯科医の井上秀夫さん
第2章 イレズミ男とレビー小体型認知症
第3章 一杯飲み屋の元女将、伊藤ミネさん
第4章 刑務所帰りの竹下ミヨ子さん
第5章 元社長の森山栄二さん
第6章 隠しカメラがあったグループホーム
第7章 パーキンソン病の松山由美さん
第8章 「死にたいです」と言っていた樋口フジ子さん
あとがき
本書に繰り返し登場する介護用語

著者プロフィール

川島 徹  (カワシマ トオル)  (

1950年、鹿児島生まれ。大学卒業後、外資系企業に就職。40代半ばで退職し、作家になるための文章修業をする。50歳で帰郷。電気メーターの検針員のアルバイトをする。勤続10年でクビになり、老人ホームの夜勤の仕事を始める。著書に『メーター検針員テゲテゲ日記』(三五館シンシャ)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。