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コンバータ回路の応用 谷口 研二(著) - コロナ社
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コンバータ回路の応用 (コンバータカイロノオウヨウ) PFC,LLC,PSFB,OBC (ピーエフシーエルエルシーピーエスエフビーオービーシー)

工業・工学
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発行:コロナ社
A5判
縦210mm 横148mm
200ページ
定価 3,100 円+税   3,410 円(税込)
ISBN
978-4-339-01455-6   COPY
ISBN 13
9784339014556   COPY
ISBN 10h
4-339-01455-9   COPY
ISBN 10
4339014559   COPY
出版者記号
339   COPY
Cコード
C3354  
3:専門 3:全集・双書 54:電気
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年6月23日
書店発売日
登録日
2025年4月18日
最終更新日
2025年5月28日
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紹介

基礎学問の習得に重点を置いた勉強を通して,より高いレベルで議論できるパワエレ技術者を目指してほしいとの思いから「シリーズ 基礎から学ぶスイッチング電源回路とその応用」を刊行する運びとなった。本シリーズは,大学における工学教育と企業における実践教育の橋渡しを想定しており,物理現象のイメージをもとに理論面をやや重視した内容になっている。シリーズ全体を通した学習によってインバータやコンバータなどの設計はもちろん,機器の故障・動作不良に際して科学的な方法で原因を究明し,問題解決にあたる高度な技術者になることを期待している。

シリーズ5巻の本書では,1章でPFC(力率改善: power factor correction)回路を説明した後,スイッチングモード・パワー電源の電力損失低減法として,2章で共振型コンバータ回路,3章でLLC回路,4章でPSFB(位相シフトフルブリッジ)回路,5章でリチウムイオン電池とOBC(PSFB,DAB: dual active bridge),6章で超高速電流供給電源としての多相コンバータ,7章で共振型ゲート駆動回路について説明する。

目次

1.力率改善回路
1.1 力率改善回路
 1.1.1 力率の定義
 1.1.2 力率改善回路の効用
1.2 力率改善回路の構成
 1.2.1 降圧コンバータ方式のPFC回路
 1.2.2 昇圧コンバータ方式のPFC回路
 1.2.3 PFC回路の制御帯域
1.3 PFC回路の動作
 1.3.1 臨界導通モード(CrCM)
 1.3.2 CCM(連続導通モード)-平均電流制御PFC回路
 1.3.3 CCM-ピーク電流制御PFC回路
 1.3.4 CCM-PFC回路の電力損失
 1.3.5 PFC回路実装時の追加部品
1.4 インターリーブ方式のPFC回路
1.5 ブリッジレスPFC回路

2.共振ソフトスイッチ回路
2.1 ソフトスイッチの種類
2.2 共振スイッチ
 2.2.1 電流共振スイッチ
 2.2.2 電圧共振スイッチ
2.3 共振スイッチのコンバータ回路応用
 2.3.1 電流共振スイッチを用いた降圧コンバータ回路
 2.3.2 電圧共振スイッチを用いた降圧コンバータ回路
2.4 電流共振スイッチと電圧共振スイッチの使い分け
2.5 共振スイッチを用いたコンバータの制御
 2.5.1 電圧モード制御
 2.5.2 電流モード制御

3.LLC回路
3.1 LLC回路を構成する要素回路
 3.1.1 スイッチネットワーク
 3.1.2 共振タンク
 3.1.3 整流回路
3.2 LLC回路の基本回路動作(ω_s=ω_r_1)
3.3 LLC回路の回路動作(ω_s≠ω_r_1)
 3.3.1 基本動作ステージ
 3.3.2 動作ステージと共振周波数
 3.3.3 ωs<ω_r_1における動作モード
 3.3.4 ωs>ω_r_1における動作モード
3.4 基本波近似による動作解析
 3.4.1 換算負荷抵抗
 3.4.2 入出力伝達関数の計算
 3.4.3 入出力伝達関数の回路パラメータ依存性
3.5 電力損失のおもな要因
 3.5.1 パワーMOS素子のスイッチング損失
 3.5.2 循環電流による導通損失
3.6 LLC回路の制御
3.7 同期整流方式のLLC回路

4.位相シフト・フルブリッジ回路
4.1 PSFB回路の動作概要
 4.1.1 PAレグの遷移期間(t_0~t_1)
 4.1.2 電流反転期間(t_1~t_2)
 4.1.3 電力転送期間(t_2~t_4)
 4.1.4 APレグの遷移期間(t_3~t_4)
 4.1.5 電流循環期間(t_4~t_5)
4.2 デューティ比損失
4.3 整流ダイオード(二次側)のサージ電圧
4.4 カレントダブラー方式
4.5 PSFB回路のまとめ
 4.5.1 PSFB回路の課題
 4.5.2 LLC回路との比較

5.車載充電器(OBC)
5.1 リチウムイオン電池:構造と性能
5.2 リチウムイオン電池の特性
 5.2.1 温度特性
 5.2.2 電池の劣化
 5.2.3 等価回路モデル
5.3 充電器
 5.3.1 リチウムイオン電池の充電方法
 5.3.2 充放電保護回路
 5.3.3 セル電圧の均等化
5.4 電圧均等化回路の概要
 5.4.1 スイッチトキャパシタ方式
 5.4.2 フライングキャパシタ方式
 5.4.3 極性反転コンバータ方式
5.5 OBCとその動作
 5.5.1 充電専用OBC
 5.5.2 双方向OBC

6.高速電圧レギュレータ
6.1 多相レギュレータ
 6.1.1 2相レギュレータのリップル電流
 6.1.2 多相レギュレータのリップル電流
6.2 結合型多相降圧レギュレータ
6.3 トランス・インダクタ電圧レギュレータ(TLVR)
 6.3.1 TLVRの動作原理
 6.3.2 補償インダクタLcの役割
 6.3.3 TLVRの拡張性

7.高速ゲート駆動回路
7.1 高速ゲート駆動回路の課題
7.2 電流源を用いたゲート駆動回路
 7.2.1 電流源ゲート駆動回路Ⅰ
 7.2.2 電流源ゲート駆動回路Ⅱ
7.3 LC共振ゲート駆動回路
7.4 アクティブゲート駆動回路
 7.4.1 開ループのアクティブゲート駆動回路
 7.4.2 閉ループのアクティブゲート駆動回路

引用・参考文献
索引

上記内容は本書刊行時のものです。