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吉田健一に就て 川本直(著/文) - 国書刊行会
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吉田健一に就て (ヨシダケンイチニツイテ)

文芸
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発行:国書刊行会
46
552ページ
定価 4,500円+税
ISBN
978-4-336-07537-6   COPY
ISBN 13
9784336075376   COPY
ISBN 10h
4-336-07537-9   COPY
ISBN 10
4336075379   COPY
出版者記号
336   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年10月20日
書店発売日
登録日
2023年9月29日
最終更新日
2023年12月26日
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書評掲載情報

2024-01-06 毎日新聞  朝刊
評者: 池澤夏樹(作家)
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紹介

吉田健一、万華鏡。
文明、言葉、近代、酒肴酒、文学的交遊……19人の気鋭の執筆者が、最後の文士・吉田健一の新世界を乱反射。

《目次》
序文  川本直

【Ⅰ.文明】
宗教と世俗の歴史から見た人新世の吉田健一  伊達聖伸
ヨオロッパの世紀末  佐藤亜紀 

【Ⅱ.言葉】
Queerly Native――奇妙にぺらぺら  大野露井
静寂と響き――吉田健一に教へられた詩の世界  高遠弘美

【Ⅲ.近代】
吉田健一と近代  渡邊利道
モダニズムの忘れもの  樫原辰郎

【Ⅳ.酒肴酒】
吉田健一と「飲む場所」――現実と夢幻を巡って  堀田隆大
淡いを愛する  山﨑修平

【Ⅴ.文学】
〈芸術家としての批評家〉の誕生――『英国の文学』と『英国の近代文学』を読む  武田将明                    
吉田健一と「社交」――G・L・ディキンソン、ヴァージニア・ウルフ、E・M・フォースター  小川公代                   
大海蛇のうねり  小山太一
小説家としての吉田健一  川本直

【Ⅵ.文学的交遊録】
石川淳と吉田健一――酒の友であり文学の友  渡邊利道
小林秀雄と吉田健一――正面から来る近代と己に内在する近代  渡辺祐真
福田恆存と吉田健一――『日本に就て』を肴に  浜崎洋介
三島由紀夫と吉田健一――「絶交」物語再考  山中剛史
澁澤龍彦と吉田健一――それぞれの島宇宙で  中西恭子

【Ⅶ.吉田健一頌】
ソネット  大塚健太郎
英国人の見た吉田健一  礒崎純一
回想の中の吉田健一  富士川義之

あとがき  武田将明

目次

序文  川本直

【Ⅰ.文明】
宗教と世俗の歴史から見た人新世の吉田健一  伊達聖伸
ヨオロッパの世紀末  佐藤亜紀 

【Ⅱ.言葉】
Queerly Native――奇妙にぺらぺら  大野露井
静寂と響き――吉田健一に教へられた詩の世界  高遠弘美

【Ⅲ.近代】
吉田健一と近代  渡邊利道
モダニズムの忘れもの  樫原辰郎

【Ⅳ.酒肴酒】
吉田健一と「飲む場所」――現実と夢幻を巡って  堀田隆大
淡いを愛する  山﨑修平

【Ⅴ.文学】
〈芸術家としての批評家〉の誕生――『英国の文学』と『英国の近代文学』を読む  武田将明                    
吉田健一と「社交」――G・L・ディキンソン、ヴァージニア・ウルフ、E・M・フォースター  小川公代                   
大海蛇のうねり  小山太一
小説家としての吉田健一  川本直

【Ⅵ.文学的交遊録】
石川淳と吉田健一――酒の友であり文学の友  渡邊利道
小林秀雄と吉田健一――正面から来る近代と己に内在する近代  渡辺祐真
福田恆存と吉田健一――『日本に就て』を肴に  浜崎洋介
三島由紀夫と吉田健一――「絶交」物語再考  山中剛史
澁澤龍彦と吉田健一――それぞれの島宇宙で  中西恭子

【Ⅶ.吉田健一頌】
ソネット  大塚健太郎
英国人の見た吉田健一  礒崎純一
回想の中の吉田健一  富士川義之

あとがき  武田将明

著者プロフィール

川本直  (カワモトナオ)  (著/文

川本直
1980年生まれ。小説家・文芸評論家。著書に、『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(読売文学賞、鮭児文学賞、みんなのつぶやき文学賞国内第1位)、『「男の娘」たち』。

樫原辰郎  (カシハラタツロウ)  (著/文

樫原辰郎
1964年生まれ。映画監督・文筆家。著書に『海洋堂創世記』、『ロックの正体 歌と殺戮のサピエンス全史』ほか。

武田将明  (タケダマサアキ)  (著/文

武田将明
1974年生まれ。イギリス文学研究。東京大学教授。訳書にデフォー『ペストの記憶』、共著に『名著の話 芭蕉も僕も盛っている』など。

伊達聖伸  (ダテキヨノブ)  (著/文

伊達聖伸
1975年生まれ。東京大学教授。著書に『ライシテ、道徳、宗教学』(サントリー学芸賞、渋沢・クローデル賞、日本宗教学会賞)、『ライシテから読む現代フランス』ほか。

佐藤亜紀  (サトウアキ)  (著/文

佐藤亜紀
1962年生まれ。小説家。著書に、『天使』(芸術選奨新人賞)、『ミノタウロス』(吉川英治文学新人賞)、『喜べ、幸いなる魂よ』(読売文学賞)ほか。

大野露井  (オオノロセイ)  (著/文

大野露井
1983年生まれ。翻訳家・法政大学准教授。訳書にコルボー男爵『教皇ハドリアヌス七世』、チェンティグローリア公爵『僕は美しいひとを食べた』、ダデルスワル=フェルサン『リリアン卿』ほか。

高遠弘美  (タカトオヒロミ)  (著/文

高遠弘美
1952年生まれ。明治大学名誉教授。著書に『七世竹本住大夫 限りなき藝の道』、『物語パリの歴史』、訳書にプルースト『失われた時を求めて』ほか。

渡邊利道  (ワタナベトシミチ)  (著/文

渡邊利道
1969年生まれ。作家・評論家。共著に『人工知能の見る夢は』、『北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅』ほか。

堀田隆大  (ホリタタカヒロ)  (著/文

堀田隆大
1989年生まれ。WEBメディア編集者・ライター。共著に『百合写真集』。

山﨑修平  (ヤマザキシュウヘイ)  (著/文

山﨑修平
1984年生まれ。詩人・文芸評論家。小説に、『テーゲベックのきれいな香り』。詩集に、『ダンスする食う寝る』(歴程新鋭賞)、『ロックンロールは死んだらしいよ』。

小川公代  (オガワキミヨ)  (著/文

小川公代
1972年生まれ。英文学者。上智大学教授。著書に『ケアの倫理とエンパワメント』、『ケアする惑星』、『世界文学をケアで読み解く』ほか。

小山太一  (コヤマタイチ)  (著/文

小山太一
1974年生まれ。英語文学研究者・翻訳家。訳書にイーヴリン・ウォー『誉れの剣』Ⅰ~Ⅲ など。

渡辺祐真  (ワタナベスケザネ)  (著/文

渡辺祐真
1992年生まれ。書評家。著書に『物語のカギ』。

浜崎洋介  (ハマサキヨウスケ)  (著/文

浜崎洋介
1978年生まれ。文芸批評家・京大大学院准教授。著書に『福田恆存 思想の〈かたち〉』、『小林秀雄の「人生」論』(山本七平奨励賞)ほか。

山中剛史  (ヤマナカタケシ)  (著/文

山中剛史
1973年生まれ。日本近代文学研究、三島由紀夫文学館研究員。著書に『谷崎潤一郎と書物』、共編著に『混沌と抗戦 三島由紀夫と日本、そして世界』、共著に『決定版三島由紀夫全集42 書誌・年譜』ほか。

中西恭子  (ナカニシキョウコ)  (著/文

中西恭子
1971年生まれ。津田塾大学国際関係研究所特任研究員。古代ローマ史・宗教学宗教史学。著書に『ユリアヌスの信仰世界 万華鏡のなかの哲人皇帝』、訳書にエドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』。

大塚健太郎  (オオツカケンタロウ)  (著/文

大塚健太郎
1998年生まれ。劇作家・演出家。主宰を務める「劇団あはひ」にて全公演の脚本・演出を担当。

礒崎純一  (イソザキジュンイチ)  (著/文

礒崎純一
1959年生まれ。編集者。著書に『龍彦親王航海記』(読売文学賞)。共著に『古楽演奏の現在』、『古楽CD100ガイド』。

富士川義之  (フジカワヨシユキ)  (著/文

富士川義之
1938年生まれ。英文学者・評論家。著書に『ある文人学者の肖像』(読売文学賞)、『英国の世紀末』、訳書にナボコフ『青白い炎』ほか。

川本直  (カワモトナオ)  (編集

川本直
1980年生まれ。小説家・文芸評論家。著書に、『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(読売文学賞、鮭児文学賞、みんなのつぶやき文学賞国内第1位)、『「男の娘」たち』。

樫原辰郎  (カシハラタツロウ)  (編集

樫原辰郎
1964年生まれ。映画監督・文筆家。著書に『海洋堂創世記』、『ロックの正体 歌と殺戮のサピエンス全史』ほか。

武田将明  (タケダマサアキ)  (編集

武田将明
1974年生まれ。イギリス文学研究。東京大学教授。訳書にデフォー『ペストの記憶』、共著に『名著の話 芭蕉も僕も盛っている』など。

上記内容は本書刊行時のものです。