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出版者情報
教皇ハドリアヌス七世
- 初版年月日
- 2023年9月25日
- 書店発売日
- 2023年9月26日
- 登録日
- 2023年9月4日
- 最終更新日
- 2023年12月27日
紹介
「まぎれもない世紀末文学者の一人であろう。」澁澤龍彦
「文学の森には驚くほど美しい宝石が隠れている。」河村錠一郎
冴えない元聖職者志望が、突然「ローマ教皇」に――!?
屋根裏部屋で一匹の猫と暮らす中年作家ジョージ。聖職者を志すも夢破れた彼のもとに、ある日突然、枢機卿が訪れる。「あなたが教会での将来を断たれたのは誤りでした。」念願の神父となったジョージが、観光気分で教会選挙に沸くローマへ行くと、知らぬ間に教皇に選出されていた! 「ハドリアヌス七世」を自称したジョージは、型破りな〈宗教改革〉に乗り出し、謀略渦巻く教皇庁に大波乱を巻き起こす――! 澁澤龍彦も注目した、異形の英国世紀末作家による〈伝説的奇書〉にして破天荒な〈自伝的幻想小説〉が、遂に邦訳!!!
★栞エッセイ=河村錠一郎
・澁澤龍彦、生田耕作、丸谷才一、D・H・ロレンス、グレアム・グリーンらが注目・絶賛した「異形の英国世紀末作家」の代表作。
・河村錠一郎氏の紹介により、文学の「裏街道」読者に邦訳が待望されていた「幻の奇書」。
・造語や古語を鏤めた革新的で実験的な文学的手法を駆使した、英国モダニズム文学の正統な「古典的名著」。
・聖職者を志すも挫折した作家の男が書いた「作家が教皇に成り上がる物語」。いわば「100年前のなろう小説」。
・英ガーディアン紙「最高の英語小説100冊」選出。
・英国の名門ペーパーバック「ペンギン・クラシックス」所収。
◎装幀=久留一郎デザイン室
◎装画=コルヴォ―男爵自身による初版本の装画より
◎制作協力=YAZIRI/Art & Antiques LECURIO
◎本扉写真=加藤彰(K Studio)
Baron Corvo(Frederick Rolfe)
Hadrian the Seventh, 1904
目次
教皇ハドリアヌス七世
幻の教皇――訳者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。