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出版者情報
手招く美女
怪奇小説集
発行:国書刊行会
四六変型判
縦190mm
横130mm
466ページ
定価
3,600円+税
- 初版年月日
- 2022年2月22日
- 書店発売日
- 2022年2月25日
- 登録日
- 2022年1月25日
- 最終更新日
- 2022年1月25日
紹介
長篇小説を執筆中の作家ポール・オレロンは古い貸家に引越すが、忽ち創作は行き詰まり、作家は周囲に何者かの気配を感じ始める。邪悪なものの憑依と精神崩壊の過程を鬼気迫る筆致で描き、ブラックウッド、平井呈一らが絶賛した心理的幽霊譚の名作「手招く美女」。沈没寸前のガレオン船の前に霧の中から現れた謎の船の正体とは……超時間的な幻想譚「幻の船」。シチリアの富豪の娘が旅先のチュニスで英国青年と恋に落ち、同時に神秘的な人格の変容を経験する。エキゾティックな舞台に古代幻想が交錯する中篇「彩られた顔」など全8篇と、作者がその怪奇小説観を披露したエッセーを収録。英国怪奇小説の黄金時代に、精緻な心理主義と怪異描写、斬新なアイデアで新しい地平を拓いたオリヴァー・オニオンズの怪奇小説傑作選。
目次
信条(エッセー) *
手招く美女
幻の船 *
ルーウム
ベンリアン *
不慮の出来事
途で出逢う女 *
彩られた顏 *
屋根裏のロープ *
解説 中島晶也
(*=本邦初訳)
上記内容は本書刊行時のものです。