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出版者情報
新版 彼岸花はきつねのかんざし
発行:佼成出版社
A5判
180ページ
定価
1,600円+税
- 初版年月日
- 2025年6月30日
- 発売予定日
- 2025年6月26日
- 登録日
- 2025年3月5日
- 最終更新日
- 2025年4月18日
紹介
「こんど、また遊んでね。」
「こんども、こんども、また、こんどもね。」
也子が出会った、ふわふわのしっぽの小さなきつね。
あしたも、きっときつねを探しに行こう。
そう思っていたのに――。
戦時下の広島でくらす、小学4年生の也子。
子ぎつねと次第に仲よくなっていく
つつましくも穏やかな日々が、
一発の爆弾によって、突然奪われます。
あたりまえの暮らしが奪われることこそが、非戦闘員までも巻きこむ戦争の恐ろしさであり、悲しみなのです。~あとがきより~
教科書に採用された『たずねびと』の著者による、新しい戦争児童文学の原点。
日本児童文芸家協会賞、赤い鳥さし絵賞受賞作品。
※本書は2008年に発行された『彼岸花はきつねのかんざし』(学研)の新版です。新版の刊行にあたり、全編を通して表記を改め、表現の一部を加筆修正しました。
■編集者コメント
著者は被爆二世であり、「今を生きる子どもたちにいかに戦争体験を分かち合うか」という困難なテーマに真摯に取り組んで来られました。2020年から教科書(小学五年生国語/光村図書)に『たずねびと』が掲載されていますが、2008年に発刊された本書は、著者がそうした「新しい戦争児童文学」として最初に書いた作品であり、原点とも言えます。戦後八十年という節目に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
目次
序章 春の日
第一章 竹やぶ
第二章 子ぎつね
第三章 おきつねさんとおねずみさん
第四章 おしろいばなの首飾り
第五章 きつねの嫁入りを見た話
第六章 かみきりきつね
第七章 きつね、出ろ
第八章 ひめじょおんの森
第九章 満点の星
第十章 ピカドン
第十一章 おきつねさん
終章 白い彼岸花
あとがき
新装版へのあとがき
上記内容は本書刊行時のものです。