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文学力の挑戦 : ファミリー・欲望・テロリズム
発行:研究社
縦200mm
350ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年5月
- 登録日
- 2016年4月25日
- 最終更新日
- 2016年4月25日
紹介
フェミニズム、セクシュアリティ研究をはじめとする現代の思想界に大きな影響を与えた竹村和子(1954‐2011)。その思想は専門である英語圏文学研究をつうじ育まれた。アメリカ文学を中心に、生前に発表した論文、講演から、著者の厳選による、初の文学論の単著。物語の可能性、文学研究の可能性に向けて。
目次
母なき娘はヒロインになるか-孤児物語のポストファミリー
子どもの認知とポストファミリー-「パールの使命は果たされた」のか?
親族関係のブラック/ホワイトホール-ウィリアム・フォークナー『アブサロム、アブサロム!』を乱交的に読む
別れる理由、あるいは別離という生-シリーズとしてのレズビアン・パルプフィクション
ミスター・アンド・ミセス・ダロウェイ-二つのテクストの「沈黙」が交差するところ
"テロリストの身体"のその後-『カサマシマ公爵夫人』の終わり方
「戦場」としての身体-グローリア・アンザルデュアにおける読むことができないことの未来
対抗テロリズム小説は可能か-『マオ2』(一九九一年)から『星々の生まれるところ』(二〇〇五年)へ
虎穴に入れば…-"フェミニズム・文学・批評"の誕生と死
ジェンダー・レトリックと反知性主義
ある学問のルネサンス?-英(語圏)文学をいま日本で研究すると
上記内容は本書刊行時のものです。