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アメリカ哲学入門 ナンシー・スタンリック(著) - 勁草書房
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アメリカ哲学入門 (アメリカテツガクニュウモン)

哲学・宗教
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発行:勁草書房
46
320ページ
定価 3,300 円+税   3,630 円(税込)
ISBN
978-4-326-19984-6   COPY
ISBN 13
9784326199846   COPY
ISBN 10h
4-326-19984-9   COPY
ISBN 10
4326199849   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3310  
3:専門 3:全集・双書 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年8月21日
最終更新日
2023年12月8日
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書評掲載情報

2023-12-23 朝日新聞  朝刊
評者: 三牧聖子(同志社大学准教授)
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紹介

アメリカ哲学の真髄とは何か。代表的な思想を時代にそって概観する定評ある入門書であるとともに、従来哲学史観に挑戦する画期の書。

教育的配慮のいきとどいた入門書であるとともに、アメリカ哲学を保守的・硬直的・静態的な定義から解放することをめざす、挑戦の書。ジョナサン・エドワーズ、建国の父たち、プラグマティストらに加えて、女性、黒人、ネイティヴ・アメリカンといったアイデンティティをもつ論者についても積極的に採り上げて、あらたな歴史観を示す。
【原著】Nancy A. Stanlick, American Philosophy: The Basics(Routledge, 2013)

目次

日本語版への序文
前書き

第一章 序 論
 哲学の分野
 アメリカの哲学
 結論と本書の構成
 第一章の推奨文献

第二章 ヨーロッパ系アメリカ哲学の誕生
 認識論、科学的知識、宗教的真理
 形而上学:実在、意志、宗教
 批 判
 結 論
 第二章の推奨文献

第三章 啓蒙主義的革命家
 革命的思考
 啓蒙とは何か
 革命的認識論、形而上学、方法
 革命的宗教哲学
 革命的倫理学、社会・政治哲学
 批 判
 結 論
 第三章の推奨文献

第四章 啓蒙主義的革命家を超えて
 宗教、倫理学、社会・政治哲学
 奴隷制度という問題
 アメリカの女性の権利
 批 判
 結 論
 第四章の推奨文献

第五章 ニューイングランドのトランセンデンタリズムと継続する改革の精神
 トランセンデンタリストの形而上学と認識論
 継続する改革の精神
 批 判
 結 論
 第五章の推奨文献

第六章 プラグマティスト
 プラグマティズムの本性
 チョーンシー・ライトと進化論
 プラグマティストの認識論と形而上学
 宗教、倫理、社会的世界についてのプラグマティストの立場
 リチャード・ローティと二一世紀のアメリカ・プラグマティズム
 批 判
 結 論
 第六章の推奨文献

第七章 アメリカ哲学の最近の展開(第一部)
 形而上学、認識論、科学哲学
 ネイティヴ・アメリカンの哲学
 批 判
 結 論
 第七章の推奨文献

第八章 アメリカ哲学の最近の展開(第二部)
 倫理学、社会・政治哲学
 個人とコミュニティ
 アメリカのフェミニスト倫理学:個人、コミュニティ、権力
 アフリカン・アメリカンの社会思想
 批 判
 結 論
 第八章の推奨文献

訳者解題
用語解説
文献表
索 引

著者プロフィール

ナンシー・スタンリック  (ナンシー スタンリック)  (

ナンシー・スタンリック(Nancy A. Stanlick)

アメリカ合衆国の哲学者。1981年にサウス・フロリダ大学哲学科を卒業後、同大学で1983年に修士号(M.A.)、1995年に博士号(Ph.D.)をそれぞれ取得。1987年にセントラル・フロリダ大学で教鞭をとり始める。現在、同大学哲学科教授・学科長。アメリカ哲学、倫理学・社会哲学、トマス・ホッブズが専門。2015年より『インターネット哲学百科事典』(Internet Encyclopedia of Philosophy, IEP)アメリカ哲学関連記事の責任編集者を務めている。『アメリカ哲学入門』(American Philosophy:The Basics, 2013〔単著〕)、『デジタル倫理を理解する:事例と文脈』(Understanding Digital Ethics: Cases and Contexts, 2019〔共著〕)、トマス・ホッブズ『エッセンシャル・リヴァイアサン:現代語訳』(The Essential Leviathan:A Modernized Edition, 2016〔共編〕)

藤井 翔太  (フジイ ショウタ)  (

藤井 翔太(ふじい しょうた)

1987年東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。テンプル大学大学院教育学研究科修士課程修了。修士(教育学)。M.S.Ed. (TESOL)。現在、テンプル大学ジャパンキャンパス アカデミック・アドバイザー/講師。訳書に『認知行動療法の哲学:ストア派と哲学的治療の系譜』(共監訳、金剛出版、2022年)、『アメリカ高等教育史:その創立から第二次世界大戦までの学術と文化』(共訳、東信堂、2023年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。