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出版者情報
静かなる革命へのブループリント
この国の未来をつくる7つの対話
- 書店発売日
- 2014年6月26日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
紹介
彼らはすでに世界を変えている――
政治、産業、都市、家族、働き方、科学、そして芸術……
行きづまりを見せるこの社会に突破口を開く7人のイノベーターと、若手のオピニオンリーダーによる対話集!
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「政治は変わらない」「テクノロジーでは未来はやってこない」「ソーシャルに期待しすぎるな」……
「どうせ○○だから」といった言葉で誰かの足を引っ張る人間のほうが賢く見えてしまう今の日本社会は、とてつもなく不幸だ。
しかし、産業の、研究の、そしてエンターテインメントの現場では、これからの日本と世界を変える「静かな革命」がすでに進行している。
感性が錆び付いたつまらない大人たちが気づくことのなかった、7人のイノベーターの、7つのアイデアがつくりだす未来を、鮮やかに描き出す対話集。
テクノロジーの爆発的な発達以降、労働やインフラといった日々の生活から美的感覚にいたるまで、われわれのライフスタイルに変化が起こった。
その一つひとつは、まだ小さなものかもしれない。
だが、それらのレイヤーを重ねてみると、われわれの気づかないうちに、すでにこの国が静かな革命へとシフトしつつあることが見えてくるだろう。
《2020年の東京と日本》を見据えた、まったく新しい社会像がここで描かれる。
?編著者プロフィール
宇野常寛(うの・つねひろ)
1978年生まれ。評論家/批評誌『PLANETS』編集長。
著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)。『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)。『日本文化の論点』(筑摩書房)、『原子爆弾とジョーカーなき世界』(メディアファクトリー)。
共著に濱野智史との対談『希望論』(NHK出版)、石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)。企画・編集参加に『思想地図 vol.4』(NHK出版)、
『朝日ジャーナル 日本破壊計画』(朝日新聞出版)など。京都精華大学非常勤講師も務める。
目次
1 根津孝太(デザイナー/クリエイティブ・コミュニケータ/有限会社ツナグデザイン)
【産業とデザイン】クルマと戦後社会のアップデート――社会を変えるプロダクト・デザイン
2 吉田浩一郎(株式会社クラウドワークス代表取締役社長兼CEO)
【これからの働き方】フリーランスに年収500万円を保証する――クラウドソーシングが変える労働と社会保障
3 駒崎弘樹(社会起業家/NPO法人フローレンス代表理事)
【政治と社会運動】デモと選挙の中間に、政治を変える方法が――ロビイング2.0と社会企業の可能性
4 門脇耕三(建築学者/明治大学専任講師)
【建築と都市開発】2020年・東京デュアルシティ化計画――メガシティの分断が生む新しい公共性
5 猪子寿之(デジタルクリエーター/チームラボ代表)
【アートとサブカルチャー】人類の「美意識」を更新する――日本画とスーパーマリオをつなぐ美の逆転
6 尾原和啓(楽天株式会社執行役員/楽天株式会社チェックアウト事業長)
【ITビジネス】21世紀の人類は「日本化」する――日本的インターネットが予見する未来の市民社会
7 落合陽一(メディアアーティスト/日本学術振興会特別研究員DC1/IPA認定スーパークリエータ)
【メディアとテクノロジー】〈虚構の時代〉から〈魔法の時代〉へ――現代の魔術師の導くパラダイム・シフト
上記内容は本書刊行時のものです。