版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
伝染る恐怖 感染ミステリー傑作選 エドガー・アラン・ポオ(著/文) - 宝島社
..
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

伝染る恐怖 感染ミステリー傑作選 (ウツルキョウフカンセンミステリーケッサクセン)

文庫
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:宝島社
文庫判
384ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-299-01362-0   COPY
ISBN 13
9784299013620   COPY
ISBN 10h
4-299-01362-X   COPY
ISBN 10
429901362X   COPY
出版者記号
299   COPY
Cコード
C0193  
0:一般 1:文庫 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年2月
書店発売日
登録日
2021年1月8日
最終更新日
2021年1月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2021-03-06 朝日新聞  朝刊
評者: 杉江松恋(書評家)
MORE
LESS

紹介

コレラ、ペスト、エボラ、コロナ……
人類を襲い続ける万余の感染症の謎を、作家はミステリーで解き明かし、癒してきた。
それは未来永劫続く人類の営みなのだ。――海堂尊(作家・医学博士)

パンデミックの恐怖が「謎」を生む――
今だからこそ読みたい、古今東西の傑作ミステリー8編!

古来より、人類は何度となく感染症の脅威に直面してきた。ミステリーの世界でも、始祖ポオの時代から、それは常に馴染み深いものとして身近に存在している。果たして「理知の文学」であるミステリーは、疫病をいかに描いてきたのか。新型コロナウイルスの流行する今だからこそ広く読んでほしい、コナン・ドイルから西村京太郎まで、古今東西の「感染症」にまつわる傑作短編アンソロジー。


エドガー・アラン・ポオ「赤死病の仮面」
国中に悪疫の蔓延るなか催された壮大な仮面舞踏会に、突如現れた仮面の男の正体とは?

アーサー・コナン・ドイル「瀕死の探偵」
感染症に侵されたという錯乱状態のホームズを前に、駆けつけた友人のワトスンは――。

フリーマン「悪疫の伝播者」
老猫院の寄付箱に入っていた不思議な品物。名探偵ゾーンダイクが科学捜査で謎に迫る。

マーキー「空室」
万博で沸くパリの旅館に宿泊したアメリカ人母娘。だが忽如として母親が消失してしまう。

西村京太郎「南神威島」
無医島に赴任してきた青年医師を待ち受ける奇妙な風習。やがて島に伝染病が発生し……。

皆川博子「疫病船」
平凡な母娘間で起きた殺人未遂事件に影を落とす、とある復員船を見舞った悲劇とは?

梓崎優「叫び」
疫病の蔓延する集落で発生する連続殺人。全滅必至の状況で、なぜわざわざ人を殺すのか。

水生大海「二週間後の未来」
新型ウイルスの流行で頓挫した殺人計画。あなたはステイホーム中にプランを練り直す。

著者プロフィール

千街 晶之  (センガイ アキユキ)  (編集

1970年、北海道生まれ。立教大学卒。1995年、第2回創元推理評論賞を受賞。2004年、『水面の星座 水底の宝石』で第4回本格ミステリ大賞評論・研究部門と第57回日本推理作家協会賞評論・その他部門を受賞。著書は他に『怪奇幻想ミステリ150選』『幻視者のリアル』『読み出したら止まらない! 国内ミステリー マストリード100』『原作と映像の交叉光線』、共著に『ニューウェイヴ・ミステリ読本』『本格ミステリの現在』『日本ミステリー事典』『本格ミステリ・フラッシュバック』『21世紀本格ミステリ映像大全』など。

上記内容は本書刊行時のものです。