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出版者情報
記憶の地層を掘る : アジアの植民地支配と戦争の語り方
発行:御茶の水書房
縦210mm
266, 6ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2010年10月
- 登録日
- 2016年4月20日
- 最終更新日
- 2016年4月20日
紹介
痛みに満ちた集合的記憶を、いま精緻にときほぐす。アジア太平洋戦争期の占領と、再植民地化、抵抗と独立戦争、内戦と解放-積み重ねられた各層の記憶からの問いを、ポストコロニアルなリアリティとして考察する。
目次
はじめに 記憶の地層を掘るということ
1「敗者」と「勝者」の戦争の記憶-アメリカとベトナム(「アメリカの戦争」の記憶-ヴェトナム戦争をめぐって
歴史の力か、歴史の重荷か-ベトナムにおける「戦争の記憶」の構図 ほか)
2 記憶の地層に分け入る-ベトナム戦争文学の深層(戦争を再記憶化する作法-ある戦中作家の戦後の軌跡
ベトナム戦争とヴァン・レーを読む韓国の視線 ほか)
3 「南洋」における戦争と占領の記憶(記憶の快楽と感情記憶の貸借表-『日本占領下のインドネシア』展をめぐる混乱と教訓
オランダの植民地の過去とポスト・コロニアルの倫理 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。