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出版者情報
人生劇場
発行:徳間書店
四六変型判
縦188mm
横128mm
厚さ28mm
重さ 479g
464ページ
定価
2,100 円+税
2,310 円(税込)
- 書店発売日
- 2025年3月3日
- 登録日
- 2025年1月1日
- 最終更新日
- 2025年4月2日
書評掲載情報
| 2025-04-12 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 中江有里(女優・作家) |
| 2025-03-30 |
産經新聞
朝刊 評者: 石井千湖(書評家) |
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紹介
『ラブレス』『ホテルローヤル』等、家族の光と闇を描き続ける直木賞作家・桜木紫乃のルーツ!
夢に生き、夢に死ね――
昭和の北海道。
己の城を求め、男は見果てぬ夢を追う。
【著者コメント】
書きながら改めて、生きることは滑稽だと感じました。
滑稽でいいと思うところまで、書けた気がします。
やせ我慢人生を歩いてきたすべての先人に、愛を込めて――人生劇場。
何もかもが赤く染まった鉄鉱の町・室蘭。
四人兄弟の次男に生まれた猛夫は、兄にいじめられ、母には冷たくあしらわれながら日々を過ごしていた。
心のよりどころは食堂と旅館を営む伯母のカツ。やがて猛夫はカツのもとで育てられることになる。
中学卒業後、理容師を目指し札幌に出た猛夫だが、挫折して室蘭に帰る。
常に劣等感を抱えるようになった猛夫は、いつか大きくなって皆を見返してやりたいと思うように。
理容師として独立、ラブホテル経営と、届かぬ夢だけを追い続けた男の行く末は。
自身の父親をモデルに、直木賞作家・桜木紫乃が北の大地で生きる家族の光と闇を描く。
【目次】
一章 鉄の町
二章 修業
三章 別れ
四章 長男
五章 夫婦
六章 闘い
七章 新天地
八章 落城
上記内容は本書刊行時のものです。
