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さまよえる古道具屋の物語 柴田 よしき(著/文) - 文藝春秋
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さまよえる古道具屋の物語 (サマヨエルフルドウグヤノモノガタリ)

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発行:文藝春秋
文庫判
重さ 242g
496ページ
定価 1,020円+税
ISBN
978-4-16-792010-4   COPY
ISBN 13
9784167920104   COPY
ISBN 10h
4-16-792010-7   COPY
ISBN 10
4167920107   COPY
出版者記号
16   COPY
Cコード
C0193  
0:一般 1:文庫 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年1月5日
最終更新日
2023年3月8日
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紹介

人はその古道具屋が、いつもの道にあることに、ある日ふと気づく。
中に入れば、要りもしないモノを、店主から無理やり買わされる。
そのモノは、持ち主に、ある時はラッキーを、ある時は災いをもたらすのであった――

第一話:「さかさまの物語」
    1989年、春。秀は大学を中退し、弁当工場でアルバイトをしながら、小説家を目指している。

第二話:「金色の豚」
    90年代半ば。30代の香奈は、かつて東京にいた頃、心の虚しさを埋めたくて、女占い師に貢ぎ、多額の借金を負っていた。

第三話:「底のないポケット」
    2000年代。信也は編集の仕事をしていた出版社を早期退職し、IT企業に勤める妻を都内にのこして、田舎で、自分の本の執筆にとりかかっている。

第四話:「持てないバケツ」
    都内のマンションで暮らす由紀子。夫は田舎で晴耕雨読の生活を送っているので、年下の恋人と逢引き三昧の日々を送っている。

第五話:「集合」
    専業主婦・工藤真沙美は夫の浮気に悩んでいる。

第六話:「幸福への旅立ち」
    1980年代前半。幼い息子を亡くした母親がいた。

バブル前夜から二度の大震災まで、激しく移り変わる世相を背景に、
モノと心の間で翻弄されながらも懸命に生きる人々を描く
傑作長篇。

目次

第一話:さかさまの物語
第二話:金色の豚
第三話:底のないポケット
第四話:持てないバケツ
第五話:集合
第六話:幸福への旅立ち
そして、プロローグ

上記内容は本書刊行時のものです。