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貝殻航路 久栖 博季(著) - 文藝春秋
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貝殻航路 (カイガラコウロ)

文芸
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発行:文藝春秋
四六判
重さ 260g
120ページ
定価 1,700 円+税   1,870 円(税込)
ISBN
978-4-16-392075-7   COPY
ISBN 13
9784163920757   COPY
ISBN 10h
4-16-392075-7   COPY
ISBN 10
4163920757   COPY
出版者記号
16   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2026年2月3日
最終更新日
2026年3月18日
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書評掲載情報

2026-05-09 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

北方領土を間近に望む土地に生まれ、漁師の父に育てられた主人公は、アイヌにルーツを持つ夫と結婚し釧路の街に移り住む。

アラスカからの豪華客船が釧路に寄港するというニュースの一方で、ミュージシャンの夫は行き先も告げずに家を出た。
倦んだ孤独をひとり抱えるわたしは、幼いころに父と見た貝殻島のことを思い出す。

「カイカライ。波の上面低いもの、という意味で、満潮になれば水没してしまうちっぽけな島だよ、日本では貝殻島、カイカライはアイヌ語ね」

北方領土という戦後史にひっそり佇む貝殻島の灯台、かつて海上の国境を越えロシア船に拿捕された父、静かに民族の記憶をつなぐ夫とその妹――いくつものかすかな光が敷きつめられた貝殻島への航路とは。

北海道東部、道東と呼ばれる土地の風土を細やかに描き、そこに暮らす人間の内奥に迫る野心作。

選考委員から高い評価を得た第174回芥川賞候補作。

上記内容は本書刊行時のものです。