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反戦後論
発行:文藝春秋
四六判
288ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2017年5月15日
- 登録日
- 2017年3月31日
- 最終更新日
- 2017年4月25日
書評掲載情報
2017-07-16 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 川村湊(文芸評論家) |
2017-06-04 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 藤沢周(作家) |
2017-05-28 |
産經新聞
朝刊 評者: 福田逸(明治大学教授) |
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紹介
1978年生まれの筆者の周囲にあったのは、茫漠たる郊外ーーニュータウンだった。
その出発点から、戦後思想とはどのように映るのか?
大東亜戦争、象徴天皇、三島由紀夫、小林秀雄、福田恆存、柄谷行人、中上健次、
坂口安吾、あるいはロレンス、ピケティ・・・・。思索を深めるにつれ、あらわれて
きたのは「政治と文学」という問題だった。本書は、必ずしも「戦後批判」を志向
していない、端的に「戦後よ、さよなら」と言うものだと考えてもらいたい、と
筆者は言う。さらに、こう続ける。
いずれにしろ、私は「政治と文学」のけじめを曖昧にしながら、
いつかその両者が一致するだろうことを夢見るような「戦後」的な
言葉については何の興味もないことだけは断っておきたい。
私の描きたかったのは、人間の可能性ではなく、必然性であり、
人間の自由ではなく事実だった。 (あとがきより)
いま文芸、論壇界で注目を集める気鋭の批評家が、
戦後思想に新たな問題を提起する画期的論考!
上記内容は本書刊行時のものです。