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三島由紀夫 浜崎 洋介(著/文) - NHK出版
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三島由紀夫 (ミシマユキオ) なぜ、死んでみせねばならなかったのか巻次:ナゼシンデミセネバナラナカッタノカ

哲学・宗教
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発行:NHK出版
四六判
144ページ
定価 1,000円+税
ISBN
978-4-14-081832-9   COPY
ISBN 13
9784140818329   COPY
ISBN 10h
4-14-081832-8   COPY
ISBN 10
4140818328   COPY
出版者記号
14   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年9月10日
最終更新日
2020年10月19日
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紹介

これ1冊で作家の全体像がつかめる

戦後日本社会のスーパースター、ノーベル文学賞候補にもなっていた天才はなぜセンセーショナルな最期を迎えたのか? 従来、作品に三島の天稟を認め心酔する読者も、1960年代からの彼が見せていた右翼的行動とその劇的な自決に対しては評価を保留する傾向――いわば作品と作家(思想)を分離する傾向があった。しかしもうこの分離は必要ない。彼の「言葉」が「行動」を求めたのは必然だったのだ。本書は、三島自身が「これがわかれば僕の全部がわかる」とした作品論『太陽と鉄』に基づいて作家履歴を3つに分けて読み解き、天才少年が肉体右翼として自決に至るまでを必然的な1本の筋道として描く、万人向けの入門書である。

目次

序章 ロマン主義・古典主義・右翼思想――三島由紀夫の3つの顔
1章 万能感と裏腹の焦燥――なぜ言葉は「現実」に届かないのか
2章 観念化する「肉体」――なぜ作家はボディ・ビルに向かったか
3章 死んでみせるという拒絶――なぜ天皇主義から自裁に至ったか
終章 文化防衛という「文学思想」――なぜ思想は力を持たなかったか

著者プロフィール

浜崎 洋介  (ハマサキ ヨウスケ)  (著/文

1978年生まれ。文芸批評家。専門は日本近代文学、批評理論、日本の保守思想。雑誌『表現者クライテリオン』編集委員。すばるクリティーク賞選考委員、日本大学と東京工業大学の非常勤講師も務める。日本大学芸術学部卒、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了。博士(学術)。著書は『福田恆存 思想の〈かたち〉――イロニー・演戯・言葉』(新曜社2011)、『反戦後論』(文藝春秋2017)ほか共著『アフター・モダニティ』(北樹出版2014)など。編著に福田恆存アンソロジー『保守とは何か』『国家とは何か』『人間とは何か』(文春学藝ライブラリー2013-16)。

上記内容は本書刊行時のものです。