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石原慎太郎
作家はなぜ政治家になったか
- 書店発売日
- 2019年11月25日
- 登録日
- 2019年10月18日
- 最終更新日
- 2019年11月14日
紹介
戦後75年、気鋭の論客が戦後知識人を再評価する新シリーズ創刊!
シリーズ・戦後思想のエッセンス
「戦後派保守」──その変容に迫る
衝撃の作家デビューから国会議員、そして都知事へ。昭和から平成にかけて、その男は常に「戦後」の中心に居続けた。彼はいかにして大衆を味方につけたのか?一人の戦後派保守の歩みから、戦後日本社会の光と闇を映し出す画期的論考。
目次
はじめに 「戦後と寝た」男
I 『太陽の季節』と虚脱感
「無恥と無倫理」の物語
「着地しきれなさ」を抱えて
暗い「戦後」から明るい「太陽」の時代へ
『太陽の季節』への批判
「不健康でジメジメした」日本文学へのアンチテーゼ
「大衆」への憧れ
ボクシングと文学
スピリチュアルへの接近
憲法九条改正に反対する
価値紊乱者から価値創造者へ
同世代の作家たち
II 「若い日本の会」と六〇年安保闘争
「若い日本の会」の混沌
天皇制への視線──「あれをした青年」
戦中派との衝突──「戦争」をめぐって
政治への接近
「刺し殺せ」──シンポジウム「発言」
見る前に跳ぶ──大江との論争
政治に参画するのか──江藤との論争
安保闘争の中で
江古田団地にて──江藤淳の離脱
虚脱感を克服するナショナリズム──小説『挑戦』
『挑戦』への評価と挫折
江藤淳の「日本回帰」
迷走の中の六〇年代
III ベトナム戦争と政界進出
知覧訪問と「挫折の虚妄を排す」
小説への「空回りの感覚」
「日本の若い世代の会」
「亡国」への焦燥感──ベトナムを訪れて
入院生活と『若き獅子たちの伝説』
文学の延長上にこそ政治がある
「真の革新」のために自民党へ
出馬に向けての思い
参院選当選──華やかな「ヒーロー」として
IV 『「NO」と言える日本』とその後
三百万票の意味
「成熟」の問題──江藤淳の忠告
「ごっこ」の世界が終わるとき
自民党右派へ──「青嵐会」の立ち上げ
『「NO」と言える日本』とバブル経済
なぜアメリカから脱せないのか
終わらない「ごっこ」の世界
石原慎太郎 年譜
上記内容は本書刊行時のものです。