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アラビア数学の展開
発行:東京大学出版会
A5判
368ページ
価格
5,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2004年8月1日
- 登録日
- 2018年10月11日
- 最終更新日
- 2018年10月11日
紹介
アル=ジャブル.アラビア数学においてもっとも発展した「代数」(algebra)は,他分野と関連していかに展開していったのか.小数,数学的帰納法,数論,数値解析,組み合わせ論…….アラビア数学史研究の興隆を引き起こした著者が描き出す,新たなる数学像.
目次
序論
第1章 代数の始まり
アル=フワーリズミーの代数概念
アル=カラジー
11世紀と12世紀における代数の新たなる始まり
数学的帰納法――アル=カラジーとアッ=サマウアル
第2章 n乗根の開法と小数の発明――11世紀から12世紀にかけて
数値的方法と近似化問題
小数の発明
第3章 数値方程式の解法と代数――シャラフ・アッ=ディーン・アッ=トゥスィーとヴィエト
第4章 数論と組み合わせ論
10世紀におけるディオファントス的解析――アル=ハーズィン
イブン・アル=ハイサムとウィルソンの定理
代数と言語学――アラビア科学における組み合わせ論
13世紀と14世紀における親和数,約数,多角数
付論A 西洋科学という概念――「西洋的な現象としての科学」
B 古典数学における時代区分
上記内容は本書刊行時のものです。