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日本の近代思想を読みなおす2 日本
発行:東京大学出版会
四六判
416ページ
定価
4,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年1月
- 書店発売日
- 2024年1月26日
- 登録日
- 2023年11月23日
- 最終更新日
- 2024年1月31日
紹介
時代を反映する選りぬきのテキストに解説を付し、日本の近代思想を読みなおして捉えるためのアンソロジーの第2巻。近代日本の思想家たちは、外から見られたイメージとしての「日本」をいかに自己認識し、そこから自らの思想を展開していったのだろうか。日本観を開明主義・独自主義・普遍主義の三つの類型に分類し、いま、われわれが、「日本」を改めて考えるための拠り所を提供する。
【シリーズの特長】
●日本の近代思想を15のテーマに分け、その新たな読みなおしを提案する。
●近代を反映する重要テキストを精選・収録し、第一線の研究者が解説を付す。
●危機の時代である現代において、時勢に流されることのない基礎的かつ確実な内容を提示する。
目次
総論 日本という問題系
一 普遍と特殊の狭間――仏教から見た日本
二 日本人論の射程
三 日本観の三つの型
四 近代の日本観の進展
五 自尊主義的日本観の源流
六 本巻のねらい
Ⅰ ステキな日本/ダメな日本
日本賛美と日本批判
川端康成『美しい日本の私』
文部省『国体の本義』
三宅雪嶺『偽悪醜日本人』
丸山眞男『日本の思想』
Ⅱ 外から/外へ
グローバルか、ナショナルか
イザベラ・バード『日本奥地紀行』
岡倉覚三「日本の目覚め」
戴季陶『日本論』
ルース・ベネディクト『菊と刀』
Ⅲ 天皇愛憎
天皇観の諸相
徳冨蘆花『謀叛論』
杉本五郎『大義』
奥崎謙三『ヤマザキ、天皇を撃て』
Ⅳ 思索と反省
日本を問いなおす
保田與重郎『日本の橋』
西田幾多郎『日本文化の問題』
三枝博音『日本の思想文化』
柳田国男『海上の道』
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。