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日本の教育は「自立」をどう考えてきたか 上野 浩道(著) - 東京大学出版会
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【利用可否不明】

日本の教育は「自立」をどう考えてきたか (ニホンノキョウイクハジリツヲドウカンガエテキタカ) 心とからだの形成をめぐって (ココロトカラダノケイセイヲメグッテ)

教育
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A5判
306ページ
定価 6,800 円+税   7,480 円(税込)
ISBN
978-4-13-010168-4   COPY
ISBN 13
9784130101684   COPY
ISBN 10h
4-13-010168-4   COPY
ISBN 10
4130101684   COPY
出版者記号
13   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2026年2月14日
最終更新日
2026年4月14日
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紹介

心とからだを統一して精神の自立をはかってきた子育てが、精神修養や国家の教育によって変容していった要因は何か。西田幾多郎と西田天香の自立過程論を検討して、非一神教の国の教育での自立の特徴を探り、澤柳政太郎、福澤諭吉、岡倉天心、久松真一、そして大田堯へ、彼らの自立過程の思想に学びながら、「意欲」を通して自立を促す教育の在り方を展望する。

目次

はじめに

序 章 近代日本の教育思想と「精神の自立」という問題

第Ⅰ部 心とからだの形成と学校教育――精神の自立と修養,実践,国家
第1章 学校教育批判と精神の自立の変容――蓮沼門三と修養団
1 修身科批判から修養の運動へ/2 修身科から修養による陶冶へ/3 修養の組織化による精神の自立の変容
第2章 新教育にみる心とからだ――澤柳政太郎の成城小学校と修養
1 教師と学習者の修養/2 新学校における自立/3 修養の科学化と心とからだの教育
第3章 日本精神と国家統制――国民学校における心とからだの乖離
1 人間性にもとづく修養の苦悩/2 日本精神宣揚のための「国民的修養」/3 心とからだの乖離による精神の破壊

第Ⅱ部 自立した精神とはなにに依って立つのか――「意欲」と〈投企〉の思想
第4章 西田幾多郎の「無欲」と精神の自立――自立の教育文化
1 挫折とともに生きる/2.無欲への〈投企〉/3 精神的自立にはたらく教育文化
第5章 宗教と修行と精神の自立――西田天香の「捨欲」と精神の自立
1 実業体験を通した人間形成/2 野心と挫折から修行へ/3 一燈園における自立の共有
第6章 非一神教の国における精神の自立――宗教、教養、教育文化
1 儀礼と〈投企〉による精神の自立/2 懺悔という再生による自立/3 「意欲」と教育文化・教養による精神の自立

第Ⅲ部 思想家たちと精神の自立――近代確立の希求と近代の向こうへの模索
第7章 近代的精神の知育と徳育――福澤諭吉の「独立自尊」
1 封建的意識への反抗/2 知育による「人民の間の気力」の形成/3 知育と徳育にもとづく「独立自尊」
第8章 東洋的精神の美育――岡倉天心の「空虚」
1 文明開化から東洋文化へ/2 美育による精神の自立/3 「空虚」による自立と調和
第9章 「無」としての主体の能動性――久松真一の「東洋的無」
1 心と身体の脱落という選択/2 「無」の創造的はたらきと「相互参究」/3 後近代の人間をめざして
第10章  共育という自己実現――大田堯の「教育はアート」
1 臣民意識から国民意識へ/2 子どもの表現活動にみる自立/3 アートとしての共育と自己実現

終 章 自立を促す教育への展望

あとがき

著者プロフィール

上野 浩道  (ウエノ ヒロミチ)  (

お茶の水女子大学名誉教授、東京藝術大学名誉教授。
主要単著に『芸術教育運動の研究』(風間書房)、『知育とは何か』(勁草書房)、『日本の美術教育思想』(風間書房)、『美術のちから 教育のかたち』(春秋社)、『形成的表現から平和へ』(東京藝術大学出版会)『老子に学ぶ』(藤原書店)、共編著に『大田堯の生涯と教育の探求』(東京大学出版会)、訳書に『老子の思想』(講談社)、『子どもの絵の美学』(勁草書房)、『ハーバート・リードの美学』(共訳 玉川大学出版部)、など。

上記内容は本書刊行時のものです。