版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
小説を書くということ 辻邦生(著/文) - 中央公論新社
..
詳細画像 0
【利用不可】

小説を書くということ (ショウセツヲカクトイウコト)

文庫
このエントリーをはてなブックマークに追加
文庫判
304ページ
定価 1,000円+税
ISBN
978-4-12-207632-7   COPY
ISBN 13
9784122076327   COPY
ISBN 10h
4-12-207632-3   COPY
ISBN 10
4122076323   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1195  
1:教養 1:文庫 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2025年1月28日
最終更新日
2025年3月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

フィクションとは、はじめ私が考えていたような、作者の勝手気ままによって、どのようにもなるというものではなく、むしろ、ある必然の動きをもって作者に迫ってくるものだ、ということができます。
フィクションとは、全体の真実を、生きた形で表わすための、必要な新しいパースペクティヴなのです――作家志望者に向けた講座(「言葉の箱」)、フィクション論から自作歴史小説での史料活用法まで。
貧血化し機能化する散文に対する、豊饒な文学世界の実現へと誘う創作論集。
〈あとがき〉辻佐保子〈解説〉中条省平

(目次より)
言葉の箱
 Ⅰ 小説の魅力
 Ⅱ 小説における言葉
 Ⅲ 小説とは何か

フィクションの必然性
 「語り」と小説の間
 小説家への道
 小説家としての生き方

なぜ歴史を題材にするか
 『春の戴冠』をめぐって
 歴史小説を書く姿勢

『言葉の箱』あとがきほか
 辻佐保子
  あとがきにかえて――記憶と忘却のあいだに 
  文庫版へのあとがき
 中条省平
  解説

著者プロフィール

辻邦生  (ツジクニオ)  (著/文

辻邦生
一九二五(大正一四)年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。六三年「廻廊にて」で第四回近代文学賞、六八年『安土往還記』で芸術選奨新人賞、七二年『背教者ユリアヌス』で第一四回毎日芸術賞、九五年『西行花伝』で第三一回谷崎潤一郎賞受賞。そのほかの著書に『夏の砦』『嵯峨野明月記』『春の戴冠』『フーシェ革命暦』、連作短篇『ある生涯の七つの場所』全七巻、エッセイ『物語の海へ 辻邦生自作を語る』、紀行『美しい夏の行方』など。また『辻邦生全集
』全二〇巻がある。九九(平成一一)年没。

上記内容は本書刊行時のものです。