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夜ふかしの本棚 朝井 リョウ(著/文) - 中央公論新社
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夜ふかしの本棚 (ヨフカシノホンダナ)

文庫
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文庫判
224ページ
定価 640円+税
ISBN
978-4-12-206972-5   COPY
ISBN 13
9784122069725   COPY
ISBN 10h
4-12-206972-6   COPY
ISBN 10
4122069726   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1195  
1:教養 1:文庫 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年9月8日
最終更新日
2020年10月3日
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書評掲載情報

2020-10-31 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

作家は何を読んできたのか、それらは人生にどんな影響を与えたのか。最強の「中二病」小説、それぞれの青春時代の読書、価値観をひっくりかえされた本、国語辞典の「読み方」など……6人の小説家が自身をふり返り、おすすめの本と独得な読み方を紹介するユニークな読書案内。うち1冊は自己紹介をかねて自作をとりあげる。中日新聞/東京新聞夕刊での好評連載を書籍化。巻末には6人の執筆者へのQ&Aも収録。




●目次(執筆者と取り上げる作品)


1)中村文則 自作「教団X」/人間失格(太宰治)/砂の女(安部公房)/沖縄ノート(大江健三郎)/サラバ!(西加奈子)/俘虜記(大岡昇平)/百年の孤独(ガルシア=マルケス)/カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)/審判(カフカ)/素粒子(ウエルベック)



2)佐川光晴 自作「おれのおばさん」/吾輩は猫である(夏目漱石)/どくとるマンボウ青春記(北杜夫)/同時代の作家たち(広津和郎)/オーウェル評論集(オーウェル)/歩行者の夢想(秋山駿)/俘虜記(大岡昇平)/丸山眞男集(丸山眞男)/よろこびの日(シンガー)/忘れられた日本人(宮本常一)



3)山崎ナオコーラ 自作「ボーイミーツガールの極端なもの」/岩波国語事典/本格小説(水村美苗)/オレがマリオ(俵万智)/長野陽一の美味しいポートレイト(長野陽一)/すゞしろ日記(山口晃)/吉野葛(谷崎潤一郎)/宇宙(ポプラディア大図鑑)/フラニーとズーイ(サリンジャー)/忘れられた巨人(カズオ・イシグロ)



4)窪美澄 自作「さよなら、ニルヴァーナ」/ねむり(村上春樹)/ゆずこの形見(伊藤たかみ)/津軽(太宰治)/ミッキーは谷中で六時三十分(片岡義男)/歩道橋の魔術師(呉明益)/火宅の人(檀一雄)/花芯(瀬戸内寂聴)/楡家の人びと(北杜夫)/ナイルパーチの女子会(柚木麻子)



5)朝井リョウ 自作「武道館」/一瞬の風になれ(佐藤多佳子)/殺人出産(村田沙耶香)/神田川デイズ(豊島ミホ)/路(吉田修一)/降り積もる光の粒(角田光代)/アンダー、サンダー、テンダー(チョン・セラン)/反乱のボヤージュ(野沢尚)/ひとりずもう(さくらももこ)/雪沼とその周辺(堀江敏幸)



6)円城塔 自作「道化師の蝶」/源氏物語(紫式部)/舞姫(森鴎外)/高野聖(泉鏡花)/吾輩は猫である(夏目漱石)/羅生門(芥川龍之介)/陰翳礼讃(谷崎潤一郎)/人間失格(太宰治)/雪国(川端康成)

著者プロフィール

朝井 リョウ  (アサイリョウ)  (著/文

'朝井リョウ
一九八九年岐阜県生まれ。二〇〇九年『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。一一年『チア男子!!』で高校生が選ぶ天竜文学賞、一三年『何者』で直木賞、一四年『世界地図の下書き』で坪田譲治文学賞を受賞。その他の著書に『星やどりの声』『もういちど生まれる』『少女は卒業しない』『スペードの3』『武道館』『世にも奇妙な君物語』『ままならないから私とあなた』『何様』、エッセイ集『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』などがある。

円城 塔  (エンジョウトウ)  (著/文

円城塔
一九七二年北海道生れ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。二〇〇七年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞受賞。一〇年『烏有此譚』で野間文芸新人賞、一一年早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、一二年『道化師の蝶』で芥川賞、『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著)で日本SF大賞特別賞、一七年「文字渦」で川端康成文学賞を受賞した。他の作品に『Self-Reference ENGINE』『これはペンです』『プロローグ』『エピローグ』などがある。

窪 美澄  (クボミスミ)  (著/文

窪美澄
一九六五年生まれ。二〇〇九年、「ミクマリ」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞。一一年『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞、一二年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞、一九年『トリニティ』で織田作之助賞を受賞。その他の著書に『よるのふくらみ』『じっと手を見る』『いるいないみらい』『たおやかに輪をえがいて』などがある。

佐川 光晴  (サガワミツハル)  (著/文

佐川光晴
一九六五年東京生まれ。北海道大学法学部卒業。出版社、屠畜場の勤務を経て、二〇〇〇年「生活の設計」で新潮新人賞受賞を受賞しデビュー。〇二年『縮んだ愛』で野間文芸新人賞、一〇年『おれのおばさん』で坪田譲治文学賞を受賞。その他の著書に『ジャムの空壜』『銀色の翼』『金色のゆりかご』『牛を屠る』などがある。

中村 文則  (ナカムラフミノリ)  (著/文

中村文則
一九七七年、愛知県生まれ。二〇〇二年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。〇四年『遮光』で野間文芸新人賞、〇五年『土の中の子供』で芥川賞、一〇年『掏摸〈スリ〉』で大江健三郎賞を受賞。同作の英訳版が米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの二〇一二年年間ベスト10小説に選ばれる。一四年、アメリカでデイビッド・グディス賞を受賞。一六年『私の消滅』でドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『教団X』『その先の道に消える』『逃亡者』、エッセイ集『自由思考』などがある。

山崎 ナオコーラ  (ヤマザキナオコーラ)  (著/文

山崎ナオコーラ
一九七八。『人のセックスを笑うな』で文藝賞を、『美しい距離』で島清恋愛文学賞を受賞。その他の著書に『浮世でランチ』『この世は二人組ではできあがらない』『ニキの屈辱』『昼田とハッコウ』『反人生』『ネンレイズム/開かれた食器棚』『偽姉妹』『リボンの男』、エッセイ集『かわいい夫』『母ではなくて、親になる』、絵本『かわいいおとうさん』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。