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南方熊楠
日本人の可能性の極限
発行:中央公論新社
縦18mm
283ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2015年4月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2015-06-14 | 読売新聞 |
2015-05-10 | 日本経済新聞 |
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紹介
百科事典を丸ごと暗記、二十以上の言語を解した、キューバ独立戦争参戦といった虚実さまざまな伝説に彩られ、民俗学、生物学などに幅広く業績を残した南方熊楠。「てんぎゃん(天狗さん)」とあだ名された少年時代、大英博物館に通いつめた海外放浪期。神社合祀反対運動にかかわり、在野の粘菌研究者として昭和天皇に進講した晩年まで。「日本人の可能性の極限」を歩んだ生涯をたどり、その思想を解き明かす。
目次
第1章 驚異的な記憶力を持った神童-和歌山・東京時代(「てんぎゃん」というあだ名を付けられて
好きな教科、嫌いな教科
「深友」羽山兄弟)
第2章 アメリカ時代(渡米の背景と目的
大学中退と独学への助走
ピストル一挺を持って突然のキューバ採集旅行)
第3章 大英博物館の日々-ロンドン時代(学問のメッカ、ロンドンへ
『ネイチャー』投稿と大英博物館
土宜法龍と「事の学」)
第4章 無念の帰国と思想の深化-那智隠栖期(失意の帰国
オカルティズム研究へ
「南方曼陀羅」
「やりあて」-偶然の域を超えた発見や発明・的中)
第5章 那智山を下りる熊楠-田辺時代1(神社合祀反対運動
粘菌という中間生物)
第6章 蓄えてきた知を爆発させて-田辺時代2(柳田國男との出会いと別れ
家族と日々の暮らし
晩年の夢-夢日記)
上記内容は本書刊行時のものです。