版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
覘き小平次 京極夏彦(著) - 中央公論新社
..
【利用不可】

覘き小平次 (ノゾキコヘイジ)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
四六変型判
432ページ
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-12-005910-0   COPY
ISBN 13
9784120059100   COPY
ISBN 10h
4-12-005910-3   COPY
ISBN 10
4120059103   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2025年3月3日
最終更新日
2025年4月11日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

もう誰に向けて話しているのでもない。梦(くらがり)はいっそうに深くなり、闇と影とのただ中には、最早誰がいるものやら、いっこう判りはしないのだ。目を凝らしても淡朦朧(うすぼんやり)と、幽かに人形が浮かぶだけ。誰とも知れず、顔も罔(な)いならそれは、正に幽霊である。

 幽霊と話しているようなものだ。(本文より)



幽霊役のみ天下一品の役者・小平次。家では押入に引きこもったまま、彼を疎んじる妻と暮らす。ある日、囃子方の多九郎が高額の旅興行の話を持ってきたが、その裏には小悪党の又市がいるという。山本周五郎賞受賞作。

〈解説〉斎藤環

京極夏彦「第一六回山本周五郎賞受賞のことば」

縄田一男「甦る幽霊たち 「京極怪談」の意義」

を増補した決定版

著者プロフィール

京極夏彦  (キョウゴクナツヒコ)  (

京極夏彦
一九六三年生まれ。九四年『姑獲鳥の夏』でデビュー。九六年『魍魎の匣』で第四九回日本推理作家協会賞(長編部門)、九七年『嗤う伊右衛門』で第二五回泉鏡花文学賞、二〇〇三年『覘き小平次』で第一六回山本周五郎賞、〇四年『後巷説百物語』で第一三〇回直木三十五賞、一一年『西巷説百物語』で第二四回柴田錬三郎賞、二二年『遠巷説百物語』で第五六回吉川英治文学賞を受賞。主な著作に「百鬼夜行」「巷説百物語」「書楼弔堂」の長篇シリーズ、『狐花』、『病葉草紙』、『遠野物語remix』、『地獄の楽しみ方』などがある。

公式ホームページ「大極宮」
http://www.osawa-office.co.jp

上記内容は本書刊行時のものです。