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小学館PS 注文センター:
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荒野の古本屋
発行:小学館
文庫判
240ページ
定価
560円+税
- 初版年月日
- 2021年1月9日
- 書店発売日
- 2021年1月4日
- 登録日
- 2020年11月27日
- 最終更新日
- 2024年10月25日
書評掲載情報
2021-03-14 | 産經新聞 朝刊 |
2021-01-31 |
読売新聞
朝刊 評者: 青木千恵(書評家) |
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紹介
「一冊の本だけしか売らない書店」誕生前夜
ベストセラーとして話題を呼んだ単行本がついに文庫化!前代未聞の「一冊の本だけを売る書店」として、今や国内はもとより海外からも注目を集める銀座「森岡書店」。その人気書店誕生前夜の物語。大学卒業後、本と散歩に明け暮れたモラトリアム期、神保町の老舗古書店で日々勤しんだ修業時代、その後、茅場町というビジネス街で古書店を成功させるまでをリリカルに描く。「店内にはシューベルトのニ単調ソナタがブツ、ブツという音とともに鳴り響いていた。たしかにこちらもあまりに牧歌的に長すぎる。LPレコードのかなたのピアニストも、二律背反のなかでもがいているのだろうか」「私のようなものがこの時期に独立することは、荒海に飛び込んでいくような行為ではないか。独立はとんだ落とし穴なのではないか」「見渡すかぎりの荒れ地。風はそのあいだを土煙を巻いて、侘びしく吹き抜けた。住所はさしずめ東京中央区無番地といったところだろう。私はそこに古本屋を開いてしまった」(本文より)。本を愛する人、書店、ブックカフェを開いてみたい人、書店に関わる人すべて必読の一冊。解説はエッセイストの酒井順子さん。
上記内容は本書刊行時のものです。