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だいすきなキモチ ウチらの宝物
発行:集英社
四六判
縦188mm
横131mm
厚さ11mm
重さ 210g
144ページ
定価
900円+税
- 書店発売日
- 2021年7月5日
- 登録日
- 2021年5月15日
- 最終更新日
- 2021年6月28日
紹介
あたしとアイツ。楽しくてたまらない関係だったのに、キョリができてしまって…?
いちごミルクのようにあまーい初恋や、女の子どうしのアツい友情をえがいたお話を収録! 心理テスト・おまじない・星占いもあって胸キュンな1冊。
・第1話 いちごミルク …片思い相手と心のキョリができてしまった女の子の、初恋ストーリー。
・第2話 キミと迷路 …生徒会の書記の女の子が勇気を出して、生徒会長と急接近!?
・第3話 出会いはニャーン …子ねこを逃してしまった女の子。助けてくれた男の子が気になって……。
・第4話 プリンな友情 …なかよしだったはずの親友と、ケンカしてしまい…?
・第5話 たなばたラプソディ …気になっていた男の子が、とつぜん姿を消して……?
「第1話 いちごミルク」
それは小学6年生のとき。家のダイニングでのできごと。
同じクラスの一吾が遊びにきた。
あたしたちはほかの子より子どもっぽくて、いつも悪ふざけばかりしていた。
その日もあたしがミルクをコップに注ぎ、いちごを洗ってテーブルにおくと、一吾が言った。
「あ、おれと同じ名前の果物だ。一吾といちご!」
「くっだらなーい」
あたしは笑いながら「見て! 見て!」と、壁で逆立ちをする。
「くるみが逆立ちするとミルクでしょ?」
逆立ちしながらがんばってしゃべったのに、「くっだらねー」と笑われてしまった。
でも、楽しくてたまらない。
すると一吾がミルクの入ったコップにイチゴを入れ、スプーンで混ぜだした。
「いちごミルク~!」
ふたりとも笑いすぎておなかが痛かった。
★つづきは本文をお楽しみください★
共感できるポエムや、星占い、プリンのレシピなど楽しめる記事がたくさん。読めば元気がでることまちがいなし!
上記内容は本書刊行時のものです。