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過疎ビジネス
発行:集英社
新書判
縦173mm
横106mm
厚さ13mm
重さ 177g
280ページ
定価
1,000 円+税
1,100 円(税込)
- 書店発売日
- 2025年7月17日
- 登録日
- 2025年6月5日
- 最終更新日
- 2025年11月11日
書評掲載情報
| 2025-08-30 | 日本経済新聞 朝刊 |
| 2025-08-09 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 香山リカ(精神科医) |
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紹介
コンサル栄えて、国滅ぶ――。
福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。
著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。
福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。
本書は「新聞労連ジャーナリズム大賞」受賞の河北新報の調査報道をもとに、さらなる追加取材によって新たに構成した一冊。
◆目次◆
第1章 疑惑の救急車
第2章 集中報道の舞台裏
第3章 録音データの衝撃
第4章 創生しない地方
第5章 雑魚と呼ばれた議員たち
第6章 官民連携の落とし穴
第7章 自治の行方
◆著者略歴◆
横山 勲(よこやま つとむ)
河北新報編集部記者。1988年青森県出身。河北新報社入社後、報道部、盛岡総局、福島総局を経て現職。
執筆に加わった連載「止まった刻 検証・大川小事故」は2018年度新聞協会賞受賞。
取材班として携わった連載「原発漂流」を含む特集「東日本大震災10年」は2021年度新聞協会賞受賞。
自ら中心となって取材執筆した「『企業版ふるさと納税』の寄付金還流疑惑に関する一連の報道」は第29回新聞労連ジャーナリズム大賞を受賞した。
上記内容は本書刊行時のものです。
