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ローマ人の心 古代帝国の実像に迫る 南川 高志(著) - 講談社
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ローマ人の心 古代帝国の実像に迫る (ローマジンノココロ コダイテイコクノジツゾウニセマル)

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発行:講談社
四六判
344ページ
定価 2,200 円+税   2,420 円(税込)
ISBN
978-4-06-542065-2   COPY
ISBN 13
9784065420652   COPY
ISBN 10h
4-06-542065-2   COPY
ISBN 10
4065420652   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0322  
0:一般 3:全集・双書 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2025年12月23日
最終更新日
2026年5月27日
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書評掲載情報

2026-05-23 毎日新聞  朝刊
評者: 本村凌二(歴史学者)
2026-05-09 朝日新聞  朝刊
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紹介

「人類が最も幸福だった時代」と後世の歴史家に称された、2世紀のローマ帝国。
その最盛期に生きた人々が切実に願っていたのは、愛する家族に囲まれ仕事に誇りをもち、幸せに生きたことを、後の世に記憶してもらうことだった。
政治史を中心としてきた著者が、帝国エリートはもちろん、市井の人々や被征服地の民に至るまで、古代人の「思い」に迫る。広大なローマ帝国の統合を支えたのは、彼らのどのような「心」だったのか。
新たな視点から浮かび上がる、巨大帝国の知られざる素顔。

18世紀の歴史家エドワード・ギボンは、『ローマ帝国衰亡史』のなかで、2世紀のローマ帝国を「人類が最も幸福だった時代」と評した。
「ローマの平和」と呼ばれる時期に入り、帝国の版図が最大となったこの時代、人々は珍味に満ちた饗宴を楽しみ、剣闘士の戦いに熱狂し、公共浴場の快適さを味わいながら、満ち足りた日々を送っていた――本当にそうだったのだろうか。
帝国の基本構造、ローマ人の一日、そして一生などに始まり、小プリニウスやタキトゥスをはじめとする帝国エリートはもちろん、奴隷や戦争の結果征服された土地である属州の民にいたるまで、彼らがいかなる思いで帝国を生きたのかに迫る。
最盛期の帝国はまた、無数の碑銘が死者に捧げられた帝国でもあった。碑銘は広く人々に開かれた表現の場であり、誰もがそれを立てて、自ら、あるいは愛する者が、家族に囲まれ、仕事に誇りをもって幸せに生きたことを後世に伝えようとした。その思いは、老若男女を問わず、帝国のエリートから市井の人々、さらに被征服地である属州の民にまで共有されていた。この古代人の心こそが、広大な帝国を結びつける力だった……!
政治史を中心に研究を重ねてきた著者が、新たな視点から描き出す巨大帝国の内なる世界。

【本書の内容】
序 章 ローマ人の心を碑銘に読む
第1章 ローマ人はどんな世界に生きていたのか
一 ローマ国家の歴史/二 ローマ社会の仕組み/三 ローマ市民の「一日」/四 ローマ市民の「一生」
第2章 帝国エリートたちの生きざま
一 プリニウスの生き方/ 二 元老院議員の理念と生活様式/三 タキトゥスの考え/四 ローマ皇帝の下で生きること
第3章 生と死から見る家族の肖像
一 家族の形とつながり/二 死の習俗と家族/三 家族の外の世界
第4章 属州の人々の心
一 被征服地の変化と住民の心/二 属州支配の進展/三 支配に加わる人々と抗う人々
第5章 平穏な帝国の暮らし
一 平穏な時代のガリア/二 ガリア住民の信仰/三 墓碑や記念碑に見えるアイデンティティと生き方/四 構築された新しいアイデンティティ
終 章 帝国の危機とローマ人の心

目次

プロローグ
序 章 ローマ人の心を碑銘に読む
第1章 ローマ人はどんな世界に生きていたのか
一 ローマ国家の歴史/二 ローマ社会の仕組み/三 ローマ市民の「一日」/四 ローマ市民の「一生」
第2章 帝国エリートたちの生きざま
一 プリニウスの生き方/ 二 元老院議員の理念と生活様式/三 タキトゥスの考え/四 ローマ皇帝の下で生きること
第3章 生と死から見る家族の肖像
一 家族の形とつながり/二 死の習俗と家族/三 家族の外の世界
第4章 属州の人々の心
一 被征服地の変化と住民の心/二 属州支配の進展/三 支配に加わる人々と抗う人々
第5章 平穏な帝国の暮らし
一 平穏な時代のガリア/二 ガリア住民の信仰/三 墓碑や記念碑に見えるアイデンティティと生き方/四 構築された新しいアイデンティティ
終 章 帝国の危機とローマ人の心
エピローグ
あとがき

著者プロフィール

南川 高志  (ミナミカワ タカシ)  (

1955年、三重県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。京都大学名誉教授、佛教大学特任教授。専門は古代ローマ史。
主な著書に『ローマ皇帝とその時代』(創文社)、『ローマ五賢帝』(講談社学術文庫)、『海のかなたのローマ帝国』(岩波書店)、『新・ローマ帝国衰亡史』(岩波新書)など。

上記内容は本書刊行時のものです。