版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
愚行の賦 四方田 犬彦(著/文) - 講談社
..
詳細画像 0
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

愚行の賦 (グコウノフ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:講談社
四六変型判
386ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-06-520242-5   COPY
ISBN 13
9784065202425   COPY
ISBN 10h
4-06-520242-6   COPY
ISBN 10
4065202426   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年7月14日
最終更新日
2020年8月21日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2020-10-31 毎日新聞  朝刊
評者: 張競(比較文学者)
MORE
LESS

紹介


人はなぜ
愚行を怖れ
しかも魅惑されるのか

フローベール、ドストエフスキー、ニーチェ、バルト、そして谷崎潤一郎
愚行は西洋近代が考案した〈人間の宿命〉である

「愚」という尊き徳をめぐる最新長篇論考

愚行を地上から消滅させることは不可能であると認識していた者は、いつの時代にも少数だが存在していた。だが多くの者は、何らかの条件さえ整えば、人は愚行に対して勝利を収めることができるものだと考えていた。しかし今日にいたるまで愚行は消滅することなく、それどころかますます猖獗を極め、強固な構造として世界に遍在している。

著者プロフィール

四方田 犬彦  (ヨモタ イヌヒコ)  (著/文

1953年大阪府箕面生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。エッセイスト、批評家、詩人。文学、映画、漫画などを中心に、多岐にわたる今日の文化現象を論じる。明治学院大学、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学、中央大学校(ソウル)、清華大学(台湾)などで、映画史と日本文化論の教鞭をとった。93年『月島物語』で斎藤緑雨賞、98年『映画史への招待』でサントリー学芸賞、2000年『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞と講談社エッセイ賞、02年『ソウルの風景――記憶と変貌』で日本エッセイスト・クラブ賞、04年『白土三平論』で日本児童文学学会特別賞、08年『翻訳と雑神』『日本のマラーノ文学』で桑原武夫学芸賞、14年『ルイス・ブニュエル』で芸術選奨文部科学大臣賞、19年『詩の約束』で鮎川信夫賞をそれぞれ受賞。他の著書に『摩滅の賦』『犬たちの肖像』『土地の精霊』や、詩集『人生の乞食』『わが煉獄』、訳書『パゾリーニ詩集』、小説『すべての鳥を放つ』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。