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興亡の世界史 空の帝国 アメリカの20世紀 生井 英考(著/文) - 講談社
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興亡の世界史 空の帝国 アメリカの20世紀 (コウボウノセカイシ ソラノテイコク アメリカノ20セイキ)

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発行:講談社
文庫判
448ページ
定価 1,440円+税
ISBN
978-4-06-514093-2   COPY
ISBN 13
9784065140932   COPY
ISBN 10h
4-06-514093-5   COPY
ISBN 10
4065140935   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0122  
0:一般 1:文庫 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年10月29日
最終更新日
2024年2月29日
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紹介

20世紀初頭、ついに「飛行の夢」を実現し、「空の覇権」を争い始めた人類。ライト兄弟やリンドバーグなど、庶民が担ってきたアメリカの「空の文化」は、やがて「空爆」という悪夢をもたらし、二度の世界大戦、ヴェトナム戦争などを経て、9.11事件へと向かう――。「アメリカの世紀」であるとともに「戦争の世紀」でもあった100年間を見つめ直す。「補章」として、ドローンにおおわれた「21世紀の空」を大幅に加筆。


講談社創業100周年記念企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評、第4期の5冊目。
古代ローマやモンゴルによる「陸の帝国」や、大英帝国をはじめとする「海の帝国」が興亡を繰り返し、ついに人類は「空の覇権」を争うに至った。現在最強の空軍力を誇る「帝国」が、アメリカ合衆国である。しかしもともとアメリカは、軽装の常備軍兵力しか持たず、その「空の文化」はもっぱらライト兄弟やリンドバーグに代表される「庶民」が担ったものだった。それがいつの間に現在のような「空の軍事大国」と化したのだろうか。本書では、1903年のライト兄弟による有人動力飛行成功から、9.11事件に至る1世紀を、著者独自の社会史的・文化史的視点で見つめ直す。
空から爆弾の雨を降らせ、街ごと焦土と化す――。「空爆」そして「原爆投下」は、20世紀の人類が初めて体験した惨劇である。この悪夢を生んだ20世紀は「戦争の世紀」であると同時に「アメリカの世紀」でもあった。飛行機械に夢を託した「マシーン・エイジ」、「真珠湾」をめぐる巧みなプロパガンダ、ヴェトナム戦争で殉職した女性カメラマンや、「9.11」の社会的トラウマなど、さまざまな素材からアメリカの「空と戦争の文化」を描き出す。
文庫化にあたり、「補章」として、ドローンにおおわれた「21世紀の空」を大幅に加筆。
[原本:『興亡の世界史19 空の帝国 アメリカの20世紀』講談社 2006年11月刊]

著者プロフィール

生井 英考  (イクイ エイコウ)  (著/文

1954年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。共立女子大学教授などを経て、現在、立教大学社会学部教授。専門は視覚文化論、アメリカ研究。著書に『ジャングルクルーズにうってつけの日』『負けた戦争の記憶』ほか。訳書に『カチアートを追跡して』(ティム・オブライエン著)、『アメリカ写真を読む』(アラン・トラクテンバーグ著,共訳)ほか。

旧版ISBN
9784062807197

上記内容は本書刊行時のものです。