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直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論 野中 郁次郎(著/文) - KADOKAWA
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直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論 (チョッカンノケイエイ キョウカンノテツガクデヨミトクドウタイケイエイロン)

社会一般
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A5変型判
368ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-04-602490-9   COPY
ISBN 13
9784046024909   COPY
ISBN 10h
4-04-602490-9   COPY
ISBN 10
4046024909   COPY
出版者記号
04   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年3月28日
書店発売日
登録日
2019年3月8日
最終更新日
2019年3月20日
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書評掲載情報

2019-06-08 日本経済新聞  朝刊
評者: 田中洋(中央大学教授)
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紹介

「まさに経営学で起こっているのは『フッサールの危機の再現』であるように思えてなりません。だからこそ経営学自体をいったん現象学がいう『カッコに入れる』必要がある。(野中氏)

なぜいま経営学と現象学なのか? 先の読めないVUCA時代のなかでリベラルアーツの大切さが語られるが、そこで求められているのは、ファッションではない本物の教養である。

論理・分析思考の限界を超える「本質直観」をどう身につければよいのか? そのためにビジネスパーソンが知るべきは何か?

現象学的還元、暗黙知と受動的綜合の関係、SECIモデル、AIと経営から、物語り戦略まで……圧倒的な知識量と揺るぎない信念に基づいて展開される、経営に携わるすべての人に向けた書。 


【推薦】
「経営学の神様」と一流哲学者による究極の一冊! 
AI、デザイン思考、イノベーション……すべての根底は本書にある――入山章栄(早稲田大学ビジネススクール准教授)

無意識の力を理論化し、実践に導く唯一無二の書――茂木健一郎(脳科学者)


【目次】
対談 経営学を「カッコ」に入れよ   

第1部 なぜ現象学はすごいのか 山口一郎
第1章 現象学は欲張りな学問  
第2章 本質直観という方法  
第3章 先入観を「カッコ」に入れる  
第4章 感覚と知覚は何が違うか  
第5章 「現在」の成り立ちを問う  
第6章 現象学・脳科学・仏教  
第7章 二重の相互主観性 

対談 戦略とは「生き方」である 

第2部 現象学的経営学の本質 野中郁次郎
第8章 SECIモデル
第9章 相互主観をどう育むか
第10章 集合本質直観の方法論 
第11章 「物語」と「物語り」
第12章 本質直観の経営学
  
対談 日本人の集合本質直観の力

目次

対談 経営学を「カッコ」に入れよ 野中郁次郎×山口一郎  

第1部 なぜ現象学はすごいのか 山口一郎
第1章 現象学は欲張りな学問――自然科学も精神科学も包み込む  
第2章 本質直観という方法――「事例収集」から「自由変更」へ  
第3章 先入観を「カッコ」に入れる――現象学的還元とは何か  
第4章 感覚と知覚は何が違うか――後部座席でクルマ酔いする理由  
第5章 「現在」の成り立ちを問う――過去把持、未来予持という志向性  
第6章 現象学・脳科学・仏教――本能志向性とアラヤ識の関係  
第7章 二重の相互主観性――生活世界の構造を解き明かす  

対談 戦略とは「生き方」である 野中郁次郎×山口一郎

第2部 現象学的経営学の本質 野中郁次郎
第8章 SECIモデル――主観と客観の循環から知識は生まれる
第9章 相互主観をどう育むか―経営に不可欠な「出会い」の本質
第10章 集合本質直観の方法論――個人・集団・組織・社会の相互作用 
第11章 「物語」と「物語り」――戦略はオープンエンドの連続ドラマだ
第12章 本質直観の経営学――現象学と経営学が共創する動態経営論  

対談 日本人の集合本質直観の力 野中郁次郎×山口一郎

著者プロフィール

野中 郁次郎  (ノナカ イクジロウ)  (著/文

1935年東京都生まれ。58年早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてPh.D.取得。現在、一橋大学名誉教授、早稲田大学特任教授、日本学士院会員。2017年カリフォルニア大学バークレー校経営大学院より「生涯功労賞」を受賞。主な著書に『失敗の本質』(共著、ダイヤモンド社)、『知識創造経営のプリンシプル』(共著、東洋経済新報社)、“The Knowledge-Creating Company” (共著、Oxford University Press)などがある。

山口 一郎  (ヤマグチ イチロウ)  (著/文

1947年宮崎県生まれ。74年上智大学大学院哲学研究科修士課程修了後、ミュンヘン大学哲学部哲学科に留学。79年ミュンヘン大学にてPh.D.(哲学博士)取得。94年ボッフム大学にて哲学教授資格(Habihtation)取得。96~2013年まで東洋大学教授、現在、東洋大学名誉教授。主な著書に『現象学ことはじめ』(日本評論社)、訳書にエドムント・フッサール『間主観性の現象学』(共監訳、ちくま学芸文庫)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。