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君を恋ふらん 源氏物語アンソロジー 末國 善己(著/文) - KADOKAWA
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君を恋ふらん 源氏物語アンソロジー (キミヲコフラン ゲンジモノガタリアンソロジー)

文庫
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文庫判
288ページ
定価 740円+税
ISBN
978-4-04-113877-9   COPY
ISBN 13
9784041138779   COPY
ISBN 10h
4-04-113877-9   COPY
ISBN 10
4041138779   COPY
出版者記号
04   COPY
Cコード
C0193  
0:一般 1:文庫 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年10月25日
書店発売日
登録日
2023年9月4日
最終更新日
2023年12月27日
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書評掲載情報

2023-11-12 読売新聞  朝刊
評者: 本多正一(文筆家)
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紹介

光源氏の養女は、お転婆娘だった(「やんちゃ姫 玉かつらの巻」田辺聖子)。放浪の僧侶が秘めた懊悩とは(「髪」瀬戸内寂聴)。和泉式部の奔放な恋を描く(「桜子日記」永井路子)。皇女に嫌がらせをするのは誰? (「朝顔斎王」森谷明子)。高名な巫女が召したのは、醜い少女だった(「照日鏡──葵上」澤田瞳子)。朝廷の権力闘争と、女房たちの創作の源を描く(「栄花と影と」永井紗耶子)。歴史小説の名手たちが織りなす、美麗なるアンソロジー。

目次

やんちゃ姫 玉かつらの巻 田辺聖子
髪 瀬戸内寂聴
桜子日記 永井路子
朝顔斎王 森谷明子
照日鏡──葵上 澤田瞳子
栄花と影と 永井紗耶子

解説 末國善己

著者プロフィール

末國 善己  (スエクニ ヨシミ)  (著/文

文芸評論家。1968年生まれ。時代小説・ミステリーのアンソロジーを多数編む。

田辺 聖子  (タナベ セイコ)  (著/文

1928年、大阪市生まれ。樟蔭女子専門学校卒業。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる……』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞。『むかし・あけぼの』『ジョゼと虎と魚たち』など著作多数。

瀬戸内 寂聴  (セトウチ ジャクチョウ)  (著/文

1922年、徳島市生まれ。73年、平泉中尊寺で得度受戒。『花に問え』(谷崎潤一郎賞)、『美は乱調にあり』ほか著書多数。

永井 路子  (ナガイ ミチコ)  (著/文

永井路子:1925年東京生まれ。東京女子大学国語専攻部卒。編集者として働く傍ら執筆を開始。52年、「三条院記」でサンデー毎日懸賞小説入選、64年、『炎環』で直木賞を受賞。その後『氷輪』で女流文学賞、1984年に歴史小説の功績により菊池寛賞、1988年に『雲と風と』ほかで吉川英治文学賞、2009年に『岩倉具視』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。『北条政子』『この世をば』『流星‐お市の方』他著書多数。

森谷 明子  (モリヤ アキコ)  (著/文

1961年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2003年、紫式部を探偵役としたミステリ『千年の黙 異本源氏物語』で第13回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。他の著書に『れんげ野原のまんなかで』『白の祝宴 逸文紫式部日記』『緑ヶ丘小学校大運動会』<『望月のあと 覚書源氏物語「若菜」』>『FOR RENT ―空室あり―』『涼子点景1964』などがある。

澤田 瞳子  (サワダ トウコ)  (著/文

1977年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、同大学大学院博士前期課程修了。2010年『孤鷹の天』でデビューし、翌年に第17回中山義秀文学賞。2013年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第32回新田次郎文学賞。2016年『若冲』で第9回親鸞賞を受賞。2020年『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一文学賞。2021年『星落ちて、なお』で第165回直木賞受賞。他の著書に『稚児桜』『龍華記』『輝山』『泣くな道真 大宰府の詩』など。

永井 紗耶子  (ナガイ サヤコ)  (著/文

1977年神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍。2010年、「絡繰り心中」で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。2021年、『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で第40回新田次郎文学賞、第10回本屋が選ぶ時代小説大賞、第3回細谷賞を受賞。他に『大奥づとめ』『福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得』『帝都東京華族少女』『横濱王』『広岡浅子という生き方』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。