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生皮
あるセクシャルハラスメントの光景
発行:朝日新聞出版
文庫判
重さ 175g
320ページ
定価
780円+税
- 初版年月日
- 2025年1月30日
- 書店発売日
- 2025年1月8日
- 登録日
- 2024年12月9日
- 最終更新日
- 2025年2月6日
紹介
小説講座の人気講師がセクハラで告発された。桐野夏生さん激賞「この痛みは屈辱を伴っているから、 いつまでも癒えることはないのだ」俵万智さん絶賛「答えではなく、問いを手渡される。こんなにも迫ってくるのは、作者が全身で問い続けているからだ」(Xより) * * *皮を剥がされた体と心は未だに血を流している。動物病院の看護師で、物を書くことが好きな九重咲歩は、小説講座の人気講師・月島光一から才能の萌芽を認められ、教室内で特別扱いされていた。しかし月島による咲歩への執着はエスカレートし、肉体関係を迫るほどにまで歪んでいく--。7年後、何人もの受講生を作家デビューさせた月島は教え子たちから慕われ、マスコミからも注目を浴びはじめるなか、咲歩はみずからの性被害を告発する決意をする。なぜセクハラは起きたのか? 家族たちは事件をいかに受け止めるのか? 被害者の傷は癒えることがあるのか? 被害者と加害者、その家族、受講者たち、さらにはメディア、SNSを巻き込みながら、性被害をめぐる当事者たちの生々しい感情と、ハラスメントが生まれる空気を重層的に活写する、いまこそ読むべき問題作。解説:河合香織(ノンフィクション作家)
上記内容は本書刊行時のものです。