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変質する平和主義
<戦争の文化>の思想と歴史を読み解く
発行:朝日新聞出版
四六判
重さ 245g
248ページ
定価
1,700円+税
- 初版年月日
- 2024年6月25日
- 書店発売日
- 2024年6月10日
- 登録日
- 2024年5月11日
- 最終更新日
- 2024年7月3日
紹介
日本人の「戦争と平和」の認識と変化を辿り、
平和主義の現在地を捉え、民主主義のあり方を探る、著者の新境地!
起点は1989年だった――
この頃より、<戦争の文化>が胎動し、市民的価値観が弱体化していく様相を、
歴史社会学的、思想的アプローチを通して考察する。
1990年代の「第三の開国」による「平和主義のグローバル化」、
2000年代に広まった新自由主義がもたらした「日常のサバイバル=戦争化」、
ウクライナ戦争後に強まりつつある「パワー・ポリティクス的な世界把握の浸透」。
これらを経て平和主義がより現実主義的なものに変質していく動静を明らかにする。
目次
第一章 「戦争」と「平和」の現在地――ウクライナとイスラエルから考える
第二章 「第三の開国」と「第二の敗戦」――一九八九年から二〇〇一年まで
第三章 再定義される「戦時下」のこころと身体――二〇〇一年から二〇一一年まで
第四章 震災後社会を「どう生きるか」――二〇一一年から現在まで
終章 来るべき平和主義へ
上記内容は本書刊行時のものです。