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紫式部の実像 伊井春樹(著/文) - 朝日新聞出版
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紫式部の実像 (ムラサキシキブノジツゾウ) 稀代の文才を育てた王朝サロンを明かす (キダイノブンサイヲソダテタオウチョウサロンヲアカス)

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四六判
厚さ17mm
重さ 335g
360ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-02-263131-2   COPY
ISBN 13
9784022631312   COPY
ISBN 10h
4-02-263131-7   COPY
ISBN 10
4022631317   COPY
出版者記号
02   COPY
Cコード
C0395  
0:一般 3:全集・双書 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年2月25日
書店発売日
登録日
2024年1月10日
最終更新日
2024年1月31日
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書評掲載情報

2024-03-31 産經新聞  朝刊
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紹介

私は、紫式部と具平親王との関係が気になって調べ、その生涯をたどることにしたのが、本書を書くきっかけとなった。二人は血縁関係にあるだけではなく、父為時は長く具平親王の家司として仕え、おじの為頼は、具平親王や藤原公任らとも強い友情関係で結ばれていた。すると、具平親王や公任は、若いころの紫式部を知っていたはずで、深いかかわりが想像されてくる。紫式部は父に伴われて具平親王邸に出入りし、漢籍とは異なる多様な知識を吸収し、物語にも目覚めたのではないか。
 具平親王は六条の宮と称され、その邸宅は「桃花閣」とも「千種殿」とも呼ばれ、庭には季節ごとの草花が植えられていた。文人たちが集まっての詩歌の会も催されており、紫式部は身近に見聞きもしていたことであろう。このようにたどると、光源氏の六条院のモデルになったのではないかと思われ、紫上の春の御殿や秋好中宮の秋の御殿も連想されてくる。新しい視点として、注目される。(「はじめに」より)

上記内容は本書刊行時のものです。