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ショック・ドクトリン
巻次:(上)
惨事便乗型資本主義の正体を暴く
発行:岩波書店
縦148mm
横105mm
厚さ18mm
重さ 252g
472ページ
定価
1,650円+税
- 初版年月日
- 2024年3月15日
- 書店発売日
- 2024年3月19日
- 登録日
- 2024年2月10日
- 最終更新日
- 2024年4月4日
紹介
戦争、自然災害、政変などの惨事につけこみ、人々が茫然自失している間に過激な経済改革を断行するショック・ドクトリン。独裁政権下のチリ、ソ連崩壊後のロシア、天安門事件後の中国など、世界中を席捲した改革は何をもたらしたのか。綿密かつ豊富な取材に基づき、舌鋒鋭い筆致でその正体を暴き出す。(解説=中山智香子)
目次
序 章 ブランク・イズ・ビューティフル――三〇年にわたる消去作業と世界の改変
第一部 ふたりのショック博士――研究と開発
第1章 ショック博士の拷問実験室―― ユーイン・キャメロン、CIA、そして人間の心を消去し、作り変えるための狂気じみた探究
第2章 もう一人のショック博士――ミルトン・フリードマンと自由放任実験室の探究
第二部 最初の実験――産みの苦しみ
第3章 ショック状態に投げ込まれた国々――流血の反革命
第4章 徹底的な浄化――効果を上げる国家テロ
第5章 「まったく無関係」――罪を逃れたイデオローグたち
第三部 民主主義を生き延びる――法律で作られた爆弾
第6章 戦争に救われた鉄の女――サッチャリズムに役立った敵たち
第7章 新しいショック博士――独裁政権に取って代わった経済戦争
第8章 危機こそ絶好のチャンス――パッケージ化されるショック療法
第四部 ロスト・イン・トランジション――移行期の混乱に乗じて
第9章 「歴史は終わった」のか?――ポーランドの危機、中国の虐殺
第10章 鎖につながれた民主主義の誕生――南アフリカの束縛された自由
第11章 燃え尽きた幼き民主主義の火――「ピノチェト・オプション」を選択したロシア
原 注
- 旧版ISBN
-
9784000234931
上記内容は本書刊行時のものです。