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俳人荷風
発行:岩波書店
縦150mm
257ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年7月
- 登録日
- 2016年6月3日
- 最終更新日
- 2016年6月3日
紹介
荷風作品の中で、特に俳味に富んだ『冬の蝿』『〓(ぼく)東綺譚』『雨瀟瀟』『断腸亭日乗』を中心に取り上げて、集中の荷風俳句を江戸俳諧の伝統を踏まえて評釈する。さらに、荷風が心許した市井の風流子(籾山梓月、相磯凌霜、邦枝完二、森銑三…)との交遊と彼ら粋人の遺した荷風評を通して、荷風俳句の放つ「特有なる隠遁の風致」を味読する。初めての本格的な俳人荷風の提示であり、「市隠荷風の手すさび」を読み直すことで、荷風小説また随筆を格別に味わいゆたかにする初めての荷風論である。
目次
1 『冬の蝿』と俳味
2 『〓(ぼく)東綺譚』をめぐりて
3 『雨瀟瀟』と薗八節
4 『断腸亭日乗』の俳事
5 日夏耿之介-荷風を偏愛した詩人俳諧師
6 秋庭太郎-荷風の系譜を探った考証家
7 相磯凌霜-俳諧通を通した側近
8 正岡容-荷風を記録した寄席文学者
9 邦枝完二-荷風を師承した門人作家
10 籾山梓月-荷風が兄事した俳人
上記内容は本書刊行時のものです。