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日本仏教の社会倫理 島薗 進(著) - 岩波書店
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日本仏教の社会倫理 (ニホンブッキョウノシャカイリンリ) 正法を生きる (ショウボウヲイキル)

文庫
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発行:岩波書店
文庫判
縦148mm 横105mm 厚さ17mm
重さ 224g
380ページ
定価 1,540円+税
ISBN
978-4-00-600453-8   COPY
ISBN 13
9784006004538   COPY
ISBN 10h
4-00-600453-2   COPY
ISBN 10
4006004532   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0115  
0:一般 1:文庫 15:仏教
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年9月15日
書店発売日
登録日
2022年8月10日
最終更新日
2024年10月11日
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紹介

仏教には本来、社会倫理的な実践が大きな要素として備わっていた。近代的な宗教観のもとで見落とされがちだった、そうした倫理性・社会性の側面が、現代社会の中で再び顕わになりつつある。本書は、サッダルマ(正法)を世に現す生き方の系譜に着目しながら、日本仏教の実践思想を捉え直し、宗派主義の枠を超えた新しい日本仏教史像を提示する試みである。

目次

はじめに

序章 日本仏教を捉え返す

第Ⅰ章 出家と在家――近代的な仏教理解を超えて
 一 日本仏教と在家主義
 二 出家の意味を問う
 三 出家・サンガ(僧伽)・正法

第Ⅱ章 仏教と国家――正法を具現する社会
 一 日本仏教史観の革新
 二 統一国家と仏教社会倫理
 三 正法に基づく統治の理念

第Ⅲ章 正法と慈悲――仏教倫理の基礎概念
 一 正法の軽さと慈悲の重さ
 二 仏教倫理の根本としての慈悲
 三 慈悲の理念と日本仏教
 四 鎌倉仏教優越史観と慈悲の重視

第Ⅳ章 正法と末法――日本仏教の形成
 一 『金光明経』が示す社会倫理
 二 日本の古代仏教と正法の理念
 三 禅宗と浄土宗が目指したもの
 四 明恵と道元の選んだ道

第Ⅴ章 正法復興運動の系譜――中世から近世へ
 一 正法復興運動としての新義律宗
 二 日蓮による正法復興運動
 三 近世の正法復興運動

第Ⅵ章 在家主義仏教と社会性の自覚――近代から現代へ
 一 近代仏教の正法理念と日蓮主義
 二 正法理念を引き継ぐ法華 = 日蓮系新宗教
 三 仏教の社会性の自覚

終章 東日本大震災と仏教の力

補章 近代日本仏教の社会倫理――伝統仏教教団を中心に


 文献一覧
 あとがき
 岩波現代文庫版あとがき
 索引

著者プロフィール

島薗 進  (シマゾノ ススム)  (

島薗 進(Susumu Shimazono)
1948年生まれ.東京大学名誉教授,大正大学客員教授.宗教学,近代日本宗教史,死生学.主な著書に,『現代宗教の可能性』『スピリチュアリティの興隆』『国家神道と日本人〈岩波新書〉』『戦後日本と国家神道』(以上,岩波書店),『明治大帝の誕生』(春秋社),『宗教学の名著30〈ちくま新書〉』『神聖天皇のゆくえ』(以上,筑摩書房),『現代救済宗教論』(青弓社),『ポストモダンの新宗教』(法蔵館),『日本人の死生観を読む』『ともに悲嘆を生きる』(以上,朝日新聞出版),『教養としての神道』(東洋経済新報社)など,共編著に『近代日本宗教史』(全6巻,春秋社)ほか,多くのシリーズ・論集がある.

上記内容は本書刊行時のものです。