版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
ウクライナ戦争をどう終わらせるか 東 大作(著/文) - 岩波書店
..
詳細画像 0
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

受注センター:
貴店担当者:
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:

ウクライナ戦争をどう終わらせるか (ウクライナセンソウヲドウオワラセルカ) 「和平調停」の限界と可能性 (ワヘイチョウテイノゲンカイトカノウセイ)

新書
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:岩波書店
新書判
縦173mm 横107mm 厚さ9mm
重さ 146g
212ページ
定価 920円+税
ISBN
978-4-00-431961-0   COPY
ISBN 13
9784004319610   COPY
ISBN 10h
4-00-431961-7   COPY
ISBN 10
4004319617   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0231  
0:一般 2:新書 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年2月21日
書店発売日
登録日
2023年1月10日
最終更新日
2023年2月17日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2023-04-22 東京新聞/中日新聞  朝刊
2023-03-18 朝日新聞  朝刊
評者: 三牧聖子(同志社大学准教授)
MORE
LESS

紹介

ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年。核兵器の使用も懸念される非道で残酷な戦争を終結させる方法はあるのか。周辺国や大国をはじめとする国際社会、そして日本が果たすべき役割とは何か。隣国での現地調査を踏まえ、ベトナム、アフガニスタン、イラクなど第二次世界大戦後の各地の戦争・内戦を振り返りつつ模索する。

目次

 はじめに

第1章  ウクライナ侵攻と、世界大戦の危機
 想定される五つのシナリオ
 戦争の長期化
 動員」と四州の併合
 核の恐怖と背中あわせの戦争
 迷走する「ロシアの目標」と戦争終結への見通し

第2章  これまでの戦争はどう終わってきたのか――第二次世界大戦後
 軍事的勝利か、和平調停か
 大国が侵攻した時――軍事介入とベトナム戦争
 ベトナム戦争の教訓――戦争終結の難しさ
 ソ連によるアフガン侵攻
 アメリカのアフガン軍事介入
 イラクへの侵攻とその後
 侵攻を受けた側の戦略
 和平交渉や和平合意の役割
 シリアへの軍事介入の「誤った教訓」

第3章  和平調停・仲介の動き
 国連への期待と限界
 大国や周辺国の力(レバレッジ)
 レバレッジを持つ米国と中国
 開戦直後の和平交渉とトルコ
 近づいた和平合意
 ブチャでの民間人殺害
 失われた機会?
 トルコが仲介に乗り出す理由
 国連の限定的調停と穀物輸出合意
 ロシア側の事情
 将来の和平交渉の土台に

第4章  経済制裁はどこまで効果があるのか
 もう一つの政策手段「経済制裁」
 頻発する米国の経済制裁
 経済制裁の限界
 制裁解除の条件の明示を
 ロシアに対する制裁解除の条件
 どこまでの奪還を目指すか

第5章  戦争終結の課題と、解決への模索
 問題提起と反発
 二月二四日ラインをめぐる論争
 変わり始めた目標
 ウクライナの選択と領土問題の解決
 戦争終結への難問② ――戦争犯罪
 国際刑事裁判所(ICC)の限界
 大国の撤退と戦争犯罪
 指導者が代わったケース
 戦争終結と戦争犯罪の現実的判断――東ティモールの例
 南スーダンの場合
 平和の確立に向けて
 争終結への難問③ ――安全保障の枠組み
 賠償問題と戦後復興
 戦争終結への均衡点

第6章  日本のウクライナ難民支援――隣国モルドバでの活動
 日本の対ロシア制裁とウクライナ支援
 隣国モルドバへの難民流入
 日本NGOの支援
 温かい対応
 日本政府・JICAの支援
 精神的なダメージと、今後の支援
 ウクライナ難民への心の支援
 これからの支援に向け

第7章  今、日本は国際社会で何をすべきか――深刻化するグローバルな脅威と日本
 グローバル課題にどう立ち向かうか
 世界各地で続く、軍事紛争とその対応
 地球温暖化や干ばつへの対応
 「グローバル課題」解決のファシリテーターとして
 クリーン・エネルギー大国を
 日本のNGO――中村哲医師の偉業と継承
 「中村式灌漑」をアフガン全土へ
 「民主主義」対「専制主義」を超えて
 「自立と安定」を支援する外交を
 日本の背中を示しつつ

 おわりに
 参考文献

上記内容は本書刊行時のものです。