版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
チャリティの帝国 金澤 周作(著/文) - 岩波書店
..
詳細画像 0
【利用可】
ウェブの承諾表明により「利用可」にしています

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

受注センター:
貴店担当者:
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:

チャリティの帝国 (チャリティノテイコク) もうひとつのイギリス近現代史 (モウヒトツノイギリスキンゲンダイシ)

新書
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:岩波書店
新書判
縦173mm 横107mm 厚さ12mm
重さ 184g
280ページ
定価 860円+税
ISBN
978-4-00-431880-4   COPY
ISBN 13
9784004318804   COPY
ISBN 10h
4-00-431880-7   COPY
ISBN 10
4004318807   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0222  
0:一般 2:新書 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年5月20日
書店発売日
登録日
2021年4月10日
最終更新日
2024年4月11日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2021-12-25 朝日新聞  朝刊
評者: 犬塚元(法政大学教授)
2021-07-31 日本経済新聞  朝刊
評者: 大橋里見(立教大学特任准教授)
2021-06-05 毎日新聞  朝刊
評者: 伊藤亜紗(東京工業大学准教授・美学)
MORE
LESS

紹介

イギリス独自の重層的なセーフティネットの中で、社会の「錨」のように今日まで働き続けてきたチャリティ。自由主義の時代から、帝国主義と二度の大戦をへて、現代へ。「弱者を助けることは善い」という人びとの感情の発露と、それが長い歴史のなかでイギリスにもたらした個性を、様々な実践のなかに探る。

目次

はじめに――日本から見たイギリスのチャリティ


第一章 世界史における他者救済――イギリスの個性を問い直す
 一 文明と他者救済
 二 自己愛から貧者への愛へ
 三 キリスト教と慈善
 四 新興プロテスタント国に変容するイギリス――貧困・チャリティ・公的救貧


第二章 近現代チャリティの構造――歴史的に考えるための見取り図
 一 イギリス近現代史のなかの変数と定数
 二 自助のイデオロギー、互助の共同体
 三 チャリティ
 四 公的な制度
 五 福祉の複合体の働き


第三章 自由主義社会の明暗――長い一八世紀からヴィクトリア時代へ
 一 市民社会の台頭と、有用な弱者の救済
 二 無用な弱者への処遇
 三 エンターテイメントとしての救済


第四章 慈悲深き帝国――帝国主義と国際主義
 一 海外進出の時代――「慈悲深き」強国
 二 帝国とチャリティ
 三 どういう金でチャリティをするのか
 四 国際人道支援の起源


第五章 戦争と福祉のヤヌス――二〇世紀から現在へ
 一 戦争国家と福祉国家
 二 総力戦とチャリティ――善意の動員と動員解除
 三 福祉国家の時代のチャリティ
 四 ポスト福祉国家へ


おわりに――グローバル化のなかのチャリティ


あとがき
図表出典一覧
参考文献
索引

著者プロフィール

金澤 周作  (カナザワ シュウサク)  (著/文

金澤周作(かなざわ しゅうさく)
1972年生まれ
現在─京都大学大学院文学研究科教授
専攻─近代イギリス史
著書─『チャリティとイギリス近代』(京都大学学術出版会)、『論点・西洋史学』(監修、ミネルヴァ書房)、『海のイギリス史──闘争と共生の世界史』(編著、昭和堂)、『英国福祉ボランタリズムの起源──資本・コミュニティ・国家』(共編著、ミネルヴァ書房)、『人文学への接近法──西洋史を学ぶ』(同、京都大学学術出版会)、『海のリテラシー──北大西洋海域の「海民」の世界史』(同、創元社)、『イギリス史研究入門』(共著、山川出版社)ほか

上記内容は本書刊行時のものです。