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黒い海の記憶 : いま、死者の語りを聞くこと
発行:岩波書店
縦20mm
212ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2013年4月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2013-12-29 |
朝日新聞
評者: 赤坂真理(作家) |
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紹介
東日本大震災で肉親を、友を亡くした人びとの悲しみに、宗教はどう向き合うのか。死者と生者を取り結ぶ心の通路は、死者の無念と向き合い、その語りを聞き、死者を思ってひたすら哭く「祈り」によって開かれる-。悲しみを通して生の深層に辿り着く、あらゆる宗教の根源を考察する思索的エッセイ。
目次
1(神を呼ぼう
傷ついたメシアあるいは魂の傷について
死から始まる物語-「悲しみの知」へ)
2(黒い海の記憶
犠牲のシステムについて
宗教の力-"絆"再考
記憶の森-不幸を記憶するということ)
3(外典『マグダラのマリアによる福音書』の衝撃-十字架のないキリスト教
「マグダラのマリア」論によせて-山妣論の地平から
二一世紀の戦争と平和の宗教的構図-ホロコーストからイスラーモフォビアへ
現代社会と宗教-アメリカ型のキリスト教)
上記内容は本書刊行時のものです。