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REKIHAKU 特集・近代展示をひらく 国立歴史民俗博物館(編) - 国立歴史民俗博物館
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REKIHAKU 特集・近代展示をひらく (レキハク トクシュウ キンダイテンジヲヒラク) 第5展示室(近代)リニューアル (ダイゴテンジシツキンダイリニューアル)

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A5判
112ページ
並製
価格 1,091 円+税   1,200.1 円(税込)
ISBN
978-4-86766-119-2   COPY
ISBN 13
9784867661192   COPY
ISBN 10h
4-86766-119-8   COPY
ISBN 10
4867661198   COPY
出版者記号
86766   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年3月16日
書店発売日
登録日
2026年2月20日
最終更新日
2026年3月15日
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書評掲載情報

2026-05-30 毎日新聞  朝刊
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紹介

国立歴史民俗博物館発! 歴史と文化への好奇心をひらく『REKIHAKU』!
いまという時代を生きるのに必要な、最先端でおもしろい歴史と文化に関する研究の成果をわかりやすく伝えます。

特集は「近代展示をひらく」。
近代の歴史の展示は何を、どう問題にするのか。

国立歴史民俗博物館は、2026(令和8)年3月17日、総合展示の第5室(第5展示室)「近代」が、第6室「現代」の一部とともにリニューアルします。約30年ぶりのリニューアルでは、10年以上をかけて、何を主題として展示を構成するのか、どのような人びとや事象を対象とするのか、それをいかなる資料によって示すことができるのか、近代という時代の特質をどのようにとらえるべきなのか、検討を重ねてきました。

ここ30年あまりの歴史研究の蓄積や新たな視点はどう盛り込まれ、展示されたのか。
その考え方の舞台裏をあまところなく伝えます。

「ペリー来航」はどう相対化されたのか。近代国家の構成員たる「国民」をつくり上げるうえで、必要不可欠だったのが学校と軍隊とはどういうものだったのか。対外戦争の経験はどう「国民」をつくっていったのか。アイヌにとっての近代とは。近代港湾都市の誕生とは。琉球・沖縄からみた近代はどういうものだったのか。帝国として拡大するなかで展開された人びとのくらしはどうだったのか。日本人漁民と朝鮮人の関係は? 近世的なイエの生活から「現代」の原型への変容の道のりとは? 被差別部落のくらしと文化とは。近代史の展示をどう考えるのか。何をどう伝えていくのか。さまざまなフックが内在した刺激的な特集です。

特集執筆は、福岡万里子、樋口雄彦、荒川章二、内田順子、佐川享平、賀 申杰、樋浦郷子、吉井文美、松田睦彦、大串潤児、新井勝紘。

特集以外の記事も、好評連載・鷹取ゆう「ようこそ! サクラ歴史民俗博物館」、石出奈々子のれきはく!探検ほか、盛りだくさんで歴史と文化への好奇心をひらいていきます。

歴史や文化に興味のある人はもちろん、そうではなかった人にもささる本。それが『REKIHAKU』です。年3回刊行!

目次

特集 近代展示をひらく
第5展示室(近代)リニューアル

【リニューアル展示の趣旨と構成】
近代展示は何を、どう問題にするか?
リニューアル展示を創るまでとその先の「問い」
(大串潤児)

リニューアル展示の見どころ

1 「ペリー来航」を相対化する(福岡万里子)
2 幕府の軍制改革と「開化」「旧弊」(樋口雄彦)
3 対外戦争の経験と国民化(荒川章二)
4 アイヌの視点から近代を見直す(内田順子)
5 複層的な近代社会のくらしと仕事(佐川享平)
6 「近代」が創り出した港湾都市横浜(賀 申杰)
7 沖縄の女性たち(樋浦郷子)
8 拡大する帝国と人びとのくらし(吉井文美)
9 漁業をめぐる日朝の交流(松田睦彦)
10 新しいライフスタイルのオモテとウラ(樋浦郷子)
11 被差別部落のくらしと文化(佐川享平)
12 戦争への道(大串潤児)

【1993年の開室を振り返って】
「差別」展示への挑戦から歴博の役割がみえた(新井勝紘)

第5展示室(近代)リニューアル関連年表

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たかが歴史 されど歴史
縁起絵に描かれた〈聖地の記憶と再生〉
(鷲頭 桂)

博物館マンガ 番外編②
ようこそ! サクラ歴史民俗博物館
リニューアルって何が変わるの?
(鷹取ゆう)

石出奈々子のれきはく!探検 第16回
のぞき学問のすゝめ
(石出奈々子)

フィールド紀行
土地に刻まれた「記憶」を探る
~小城・三原・坂井~
第1回 歩くことで見えること
~佐賀県小城市の水利権に中世をみる~
(土山祐之)

誌上博物館 歴博のイッピン
江戸城御殿の設計図
棟梁鈴木家
資料の世界
(工藤航平)

歴史研究フロントライン
在外日本資料から見る〈世界〉
(日高 薫)

SPOTLIGHT 若手研究者たちの挑戦
記録と記憶のあいだ
――あるデジタル・ヒストリアンの原体験
(小風尚樹)

歴史デジタルアーカイブ事始め 第15回(完)
みんなで翻刻
(橋本雄太)

くらしの植物苑歳時記
特別企画「伝統の桜草」のご案内

博物館のある街
静岡市歴史博物館の展示・事業と静岡市街
(廣田浩治)

くらしの由来記
初午
(関沢まゆみ)

研究のひとしずく
縄文人の考え方を知るために 
第2回●なぜ土器・石器を壊して配置するのか②
(中村耕作)

Kaleidoscope of History
The Frenzy of the Capital in Painting
The Chōchō-Odori Zu-Byōbu
(Folding Screen of the
Butterfly Dance)
(大久保純一)

歴博友の会 会員募集
英文目次

前書きなど

特集趣意文(佐川享平)

 2026(令和8)年3月17日、総合展示の第5室(第5展示室)「近代」が、第6室「現代」の一部とともにリニューアルします。旧第5室「近代」が開室したのは、第1室「原始・古代」(現在は「先史・古代」)、第2室「中世」、第3室「近世」、第4室「民俗」に続き、1993(平成5)年3月18日のことでした。今回のリニューアルは、開室以来33年ぶりのことになります。国立歴史民俗博物館の総合展示は、「生活史」「環境史」「国際交流」という3つの基調テーマと、「多様性(マイノリティーの視点)」と「現代的視点」の2つの視点を設定しており、近代展示のリニューアルも、このテーマと視点にもとづいて設計されています。

 2013(平成25)年に発足した近代展示の展示プロジェクト委員会は、10年以上をかけて、何を主題として展示を構成するのか、どのような人びとや事象を対象とするのか、それをいかなる資料によって示すことができるのか、近代という時代の特質をどのようにとらえるべきなのか、検討を重ねてきました。また、展示プロジェクトと並行し、あるいはその一環として、多くの研究者の参加を得て共同研究や企画展示などに取り組んできました。展示は、大学共同利用機関という歴博の特徴を活かしたそれらの成果を基盤とし、ここ30年あまりの歴史研究の蓄積や新たな視点が様々なかたちで盛り込まれています。もちろん、リニューアル前から変わらない展示物もありますが、そういった資料にも新しい見方を提示できるように心がけています。

 本特集では、今回の近代展示リニューアルが何をめざしたものであるのかを示し、新しくなった展示の構成と見どころを解説します。本特集は、リニューアルの成果を発信するものであるとともに、実際に展示をみる際の手引きでもあります。これを読んでもらえれば、新しくなった近代展示を、より楽しく、より深く、ご覧いただけるはずです。ぜひ、本誌を手に展示室をめぐっていただきたいと思います。

 展示は開室して「完成」するものではなく、開室後も成長し続けるものです。今後の成長のためにも、近代展示の「開室」にあわせて展示の内容を広く「ひらいていく」、そのような特集企画になればと願っています。

著者プロフィール

国立歴史民俗博物館  (コクリツレキシミンゾクハクブツカン)  (

千葉県佐倉市城内町にある、日本の考古学・歴史・民俗について総合的に研究・展示する博物館。通称、歴博(れきはく)。歴史学・考古学・民俗学の調査研究の発展、資料公開による教育活動の推進を目的に、昭和56年に設置された「博物館」であり、同時に大学を中心とする全国の研究者と共同して調査研究・情報提供等を進める体制が制度的に確保された「大学共同利用機関」。
〒285-8502 千葉県佐倉市城内町 117
https://www.rekihaku.ac.jp/

佐川 享平  (サガワ キョウヘイ)  (

国立歴史民俗博物館准教授(日本近現代史) 【著書・論文】“Toward a Full History of Coal Mining: Korean Miners in the Japanese Coal Industry, 1910s–1930s.” Journal of Northeast Asian History 22, no. 1 (2026).、『筑豊の朝鮮人鉱夫 1910~30年代―労働・生活・社会とその管理』(世織書房、2021年) 【趣味・特技】ミステリー小説を読む

工藤 航平  (クドウ コウヘイ)  (

国立歴史民俗博物館准教授(日本近世史、アーカイブズ学) 【著書・論文】『近世蔵書文化論―地域〈知〉の形成と社会』(勉誠出版、2017年)、『国立歴史民俗資料館資料図録14 棟梁鈴木家資料 江戸城御殿造営関係絵図面』(国立歴史民俗博物館、2025年) 【趣味・特技】国内外の図書館・文書館巡り

上記内容は本書刊行時のものです。